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茶うさぎから白うさぎへの手紙 2023  作者: メラニー
1月
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4 今も昔も変わらない

 こんにちは。


 やっと去年の大河ドラマを見ているのですが。纏めてしまうんですよねぇ……。特に重要な人達が亡くなっていくことが分かっている物語は、続きを待っている一週間が辛くて。とは言っても、一年溜めるのはなかなか病的ですが(汗)


 物語というよりも「歴史のテッパン」だけれど、どうして時代の為政者・権力者はいつまでも自分の時代が続くと思っているんだろう。その瞬間は権力を誇示しているから、どんな横暴もまかり通るけれど、その横暴が酷ければ酷いほど、時代が変わった時みじめな事になるのに。

 別の物語の話だけれど、アイヌを差別し弾圧していたある藩は、未来永劫その名前が出てきてしまう。他にどんな良い行いをしていたとしても、汚名は濯げない。時代は絶対に変わる。良いもの悪いもの、正義や悪、常識も感覚もずっと同じでは無い。ただ変わらないことが有るとすれば、注いでもらった情は恩として残る。

 現代の戦争をしている大国のあの人も、いや、あの人だからこそ時代は変わって、人々の中のスタンダードがアップデートされていくという事を知っているはずなのに。留めようと思っても無理なのだ。人間の深い所で同時に自然発生的に起こっている事だから。別の大国の新年の様子映像もニュース番組で見たけれど、同じだと思う。違う価値観を土台に持っている世代が生まれ、少しずつ古い人たちもけん引されていくのだ。


 ドラマはフィクションであるので、物語として面白く組み立てられている事は分かっていても、大まかな史実は変らない。人は昔も今も何も変わっていないんだなぁ。恐怖や規律だけでは人は縛れない。反発が起こらないように、みんなが大きな幸せと少しの不満を分け合って生きて行かないと。

 そして大切なのは、真面目で勤勉で正直な人もいるけれど、不真面目で怠け者で嘘つきも絶対にいるし、ずる賢い奴も不器用な人も、丈夫な人も体が弱い人もいるという事を分かっていないといけない。色んな人がいる。ただただみんなが聖人のように勤勉で、どんな人の事も妬まず、ずるい行いをしない人だけなら社会主義も成立するんだろう。

 でも某国が「国民は少し飢えているくらいが、コントロールしやすくて丁度いい」と言っている時点で破たんしている。

 資本主義・民主主義の世界が大正解だとは言えないけれど、針の先程の権力者だけに力が集中する事は無い。何を決めるのも時間がかかってまどろっこしいけれど、それも仕方がない。その中で最善にしようと足掻くのが人であってほしい。


 こんな寒い夜だから、特に北の国の寒さを思う。



 

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