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底辺ハンターが【リターン】スキルで現代最強 ~前世の知識と死に戻りを駆使して、人類最速レベルアップ~【WEB版】  作者: 萩鵜アキ


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命を燃やせ!

 オークの動きは遅いが、力が凄まじい。

 その攻撃を警戒するあまり、動きが大きくなりすぎている。


 明日斗は自らの動きの問題点を洗い出し、対オークに最適化していく。

 一番最初の戦いで、綺麗に決まったカウンター。


(あれをものにできれば、オークを楽に倒せるようになる)


 明日斗はオークの攻撃を、なるべく紙一重で躱し――、



>>条件:スキル主の死亡を確認

>>スキル:〈リターン〉が発動

>>メモリポイントBにて復帰します



 ギリギリを攻めすぎた。

 攻撃を見つつ、急所を同時に狙うのは、なかなか難しい。


 だが、出来る。

 出来なければ、出来るまで命をかければいい。


 攻撃を回避しながら、カウンターの隙を探る。

 少しずつ、ギアが上がってきた。

 相手の攻撃も、いまでははっきりと捉えられる。


(来るッ!)


 踏み込みながら、攻撃を躱す。

 一撃必殺。

 全力の突きが、オークに向かう。

 だが、


「なっ!?」


 胸に短剣が刺さる直前、オークが空いた腕で胸をガード。

 その前腕部に、短剣が突き刺さった。


「しま――」



>>条件:スキル主の死亡を確認

>>スキル:〈リターン〉が発動

>>メモリポイントBにて復帰します



「くそっ!」


 先ほどの失敗は、カウンターを狙いすぎたせいだ。

 さすがにあれだけ時間をかけて狙っていれば、オークだって警戒する。

 それに気づかなかった、自分が情けない。


「今度こそは!」


 明日斗は試行錯誤を繰り返す。

 戦闘の中で、命を燃やしながら学ぶ。


 対価が命なだけあり、学習効果は尋常ではない。

 それでもまだ、安定してオークを倒せるにいたらない。


 しかし、明日斗は結果を焦らない。

 強い敵に挑んでいるこの瞬間が、相手から学びを得ているこの時間が、人生で最も充実した時間だからだ。


「ははっ!」


 戦いながら、明日斗は笑っていた。

 アドレナリンが脳を支配し、反射力を底上げする。

 ギアがトップに入り、思考と体が加速する。


>>条件:スキル主の死亡を確認

>>スキル:〈リターン〉が発動

>>メモリポイントBにて復帰します


>>条件:スキル主の死亡を確認

>>スキル:〈リターン〉が発動

>>メモリポイントBにて復帰します


>>条件:スキル主の死亡を確認

>>スキル:〈リターン〉が発動

>>メモリポイントBにて復帰します


>>条件:スキル主の死亡を確認

>>スキル:〈リターン〉が発動

>>メモリポイントBにて復帰します


………………

…………

……



「はあ……はあ……」


 無数のオークの死体が転がる部屋に、明日斗の荒い呼吸が響き渡る。

 この部屋にいたオークは、全部で八体。

 そのすべてを、明日斗は一撃の下に絶命させた。


 動かし続けた体が、熱と摩擦で痺れている。

 一度腰を下ろすと、しばらく立ち上がれなさそうだ。


 酷使した短剣に、大きなひびが入っている。

 もう一度使っただけでも壊れるだろう。


(一体、何匹倒したんだ)


 明日斗は深呼吸を繰り返しながら、ステータスボードを開いた。



○名前:結希 明日斗(23)

 レベル:34→40 天性:アサシン

 ランク:D SP:5→35

 所持G:376→2015

○身体能力

 筋力:48 体力:35 魔力:4

 精神:4 敏捷:95 感覚:42

○スキル

 ・中級短剣術Lv1→3(8%→1%)

 ・致命の一撃Lv1→2(40%→21%)

 ・回避Lv4→5(5%→9%)

 ・跳躍Lv4(2%→86%)

 ・記憶再生Lv3(0%→63%)

 ・看破の魔眼Lv2(1%→50%)

 ・リターンLv1(31%→99%)



 思いのほか、たくさんのオークを倒していたようだ。


 もっと強い武器があれば、オークを楽に倒せただろう。

 しかし弱い武器のおかげで、足りない攻撃力をスキルで補おうとした。

 その結果が、中級短剣術レベル3だ。


「これだけゴールドがあれば、多少はマシな武器が手に入るな」


 オークの動きは、すべて体にたたき込んだ。

 武器を買うゴールドも十分。

 ステータスもある。


 あとは、万全の状態で挑むだけだ。



○名前:結希 明日斗(20)

 レベル:40 天性:アサシン

 ランク:D SP:35→0

 所持G:2015

○身体能力

 筋力:48→60 体力:35→45 魔力:4

 精神:4 敏捷:95→100 感覚:42→50

○スキル

 ・中級短剣術Lv3(1%)

 ・致命の一撃Lv2(21%)

 ・回避Lv5(9%)

 ・跳躍Lv4(86%)

 ・記憶再生Lv3(63%)

 ・看破の魔眼Lv2(50%)

 ・リターンLv1(99%)



 明日斗はステータスを割り振り、広間の先を睨めつける。


 広間の先には、ボス部屋がある。

 ここからでも、そこにいる重厚な存在が確認出来た。


 このゲートのボス、オークロードだ。


 ロードは既に、明日斗に気づいていた。

 こちらを見て、不遜な笑みを浮かべている。

 かかってこい、と言わんばかりだ。

 殺してやる、とも。


「次、その命もらいに行くから、首を洗って待ってろ」


 ロードに宣言して、明日斗は自らの胸に短剣を突き立てた。



>>リターンLv1→2(99%→0%)


>>死を百回経験しました。

>>条件を満たしたことで〈看破の魔眼〉が〈可死の魔眼〉にアップグレードします。

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