潜入
「ちょっとみんな聞いてくれ。今日アストレア伯爵を倒しに行く。深夜に開催されるオークションが開かれる。夜に盗賊の奴と合流し潜入する。ここまではいいか?」
「問題ありません。」
「じゃ、役割を決めよう。アストレア伯爵の退治は俺とサタンレヴィアタンの3人
奴隷救出にメイリーンとアルナとサシャとダークアイに行ってもらう。」
「兄ちゃん。ちょっと待ってアストレア伯爵の退治うちも行きたい」
「サシャ。そればっかりは聞けない話だ。アストレア伯爵も冥級の召喚獣アザゼルを使役している。俺はお前を守りながら戦えるほど余裕ではないと思う。」
「・・・・分かった」
一番倒しに行きたいであろう2人には申し訳ないがこれが最善だ。
「全員生き残る事を第一優先に!危なかったら逃げてもいい。みんなが生きてくれてさえいれば俺は幸せだ。」
「主よ。それは妾に対するプロポーズじゃな?」
「違うわバカ!」
集合時間まで自由時間にしリラックスして臨めるように。
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「よし行くぞ」
「「「「「おーーーー!!」」」」
俺たちは盗賊との集合場所に着いた時はすでにあいつは着いていた。
「旦那。馬車に乗ってくだせぇ。あっしが合図するまで出て来ないで待機してくだせぇ」
「わかった。」
俺たちは馬車に乗り込み盗賊の合図を待った。
「主。この方面は昨日の場所にやはり近いのう~」
「ご主人様。あいつの気配が凄くしてきます。」
「昨日の場所が怪しかったのは確か。でも場所までは掴めなかった。」
馬車が止まる。
おそらく昨日の場所でほぼ間違いないだろう。
「旦那もうすぐ着きますぜぇ。」
「そうか。でもここには何もないぞ?」
「幻惑魔法が掛かってて解除しないと入れねぇ。急ぎ解除しますぜぇ~」
「『聖なる光』」
盗賊が魔法を使うと下に続く道が出てきた。
魔法でカモフラージュしていたのか
数分後、馬車が止まる。
「旦那。もういいですぜぇ。」
「そうか。ありがとう」
俺たちは見事潜入する事に成功した。
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