新しい仲間
精霊妖術同士の戦い。
強いものが勝つ。というすごくわかりやすいものだ。
大きな煙の中から影が立つ。
「さすが妾の主じゃ」
そこには無傷のヴェールが立っていた。
「今回も全反射に助けられたな~。」
「主~!負ける心配はしなかったんじゃがな!」
サタンって冥王っていうか子犬みたいだな
ちょっと可愛いと思ってしまった。
「ん、ん。我が人間に負けた・・・。」
「さぁ、レヴィアタン。約束は果たしてもらおうか。」
「仕方ない。我は約束事はしっかりと守る。」
俺はレヴィアタンの頭に手を当て魔力を流す。
するとレヴィアタンの体が光った。契約完了。
「主。そろそろ戻ろうかの~」
「そうだな。それはそうとレヴィアタンも影に戻らなくてもいいのか?」
「問題御座いません。ご主人様。」
「急にかしこまるなよ。びっくりするから。」
「義理堅い奴じゃからな~。」
そうゆうものなのか・・・。気にしなーーい!
俺たちは『黒空間』から出ると空が薄っすら明るくなっていた。
「とりあえず3人の所に戻るか。でも、レヴィアタンの事なんて説明しよう。」
「なるようになるじゃろ~」
「ご主人様の仰せのままに」
ってか、レヴィアタンのキャラ変わりすぎだろ。
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「また女ですかヴェール様」
「私という者が居ながら・・・。」
「兄ちゃん・・。なんでなん?」
「いや、これはな・・・。深ーーい訳があるんですが・・・・。」
「正座してください。」
「ん?なんか言ったか?」
「「「正座して下さい」」」
「は、はい」
「ご主人様が正座など。では我もご一緒に!!」
「なんでお前まで」
「あなた近いです。もっと離れてください。」
「黙れ壁。貴様には少し女の魅力が足りないようだな。我を見よ!」
「ヴェール様も私の事そう思っていたんですか・・・。」
確かにレヴィアタンとメイリーンは比べ物にならないの確かだ。
「おい、サタン助けてくれ!なんでもする!」
「その言葉。嘘ではないんじゃな?」
「当たり前だ!」
「わかった主。『氷箱』」
サタンの魔法で全員首から下は氷漬けに
「助かった~。ありが」
なんか唇に柔らかい感触。そして暖かい。
俺はお礼を言う前にサタンとキスをしていた。
「「「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」
「妾は主のもの。主は妾のものなのじゃ。」
その言葉の皮切りに喧嘩。といっても子供の喧嘩だなこれ。
明日には敵地に乗り込むんだぞ~・・・。
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