マルタ達
「主。アザゼルは火を司る者。主は氷じゃ・・・。相性が悪すぎる。いくら妾の主じゃが勝機は低い」
「相性か。今まで考えたことなかったな。だが、どうする。水の召喚獣が居ればいいって事か」
「そこで一つ提案なんじゃが・・・。かなり危ない橋を渡ることになるんじゃが・・・。」
「アストレアを倒せるならやるさ」
「では、主・・・・。」
ーーーマルタside-ーー
「ね、マルタ。もう少しでアルフェードに着くよ!」
マルタは入り口で検問待ち
「おい、マルタ・・・。あれってヴェールじゃないか?」
「なんだと!どこだ!」
「獣人を2人連れているだろう。あいつもアストレア伯爵の依頼を受けたのか?」
「バカいえ!前衛で壁でしか役に立たない奴が呼ばれるわけないだろう!」
そんな荒れているマルタを3人はただ見ているだけしかできない。
銀翼の白鳥は全てマルタの指示でしか動いてこなかった。
もちろんヴェールの追放に関しても同じ。
「リア・ティアお前ら町に着いたらあいつを探して尾行しろ。そして変な動きしたら報告するんだぞ。わかったな」
「わかったよ・・・。」
マルタ達も検問を終えリアとティアは言われた通りヴェールの事を尾行する事に。
「なんで私達なんだろうね・・・。」
「しょうがないですわ。私達ではなにかあった時マルタさんを守れないですからね」
その頃ヴェールは丁度宿に入り床に就いた所だった。
「もう寝るのかな?」
「ティア!ヴェール君が動きましたわ。宿から出てきますわ」
息を潜め尾行する。
「あいつやっぱりオークションの事何か知っている。マルタの所に行くよリア」
ドンドンドン
「マルタ起きて。あいつオークションの事知っている。どうする?」
目を擦りながらマルタとガンマが起きる。
「やっぱりか。案内しろ。目に物を見せてやる。」
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