召喚獣とバトル②
〚ご主人様・・・・。〛
ダークアイが申し訳なさそうにこちらを見ていた。
「気にするなよ。俺もサタンも無事だから」
〚ありがとうございます。ご主人様〛
さて、気になることがいくつかあるな。
まず、精霊王の攻撃が反射しなかった事
精霊王の気が全く読めなかった事
最後はフェンリルの事
「なぁ、サタン聞きたい事があるんだが少しいいか?」
「将来欲しい子供の人数じゃな~。妾はせめて・・・・。」
「違うわバカ!精霊王の攻撃が反射しなかったんだが何か知っている?」
「精霊は個々でユニークスキルを所持しているんじゃが、おそらく精霊王のスキルが貫通というスキルじゃ。防御力・装備に関係なく肉体にダメージを与えることが可能じゃ。」
成程。1つ目は理解した。
「それと精霊の気配とかを感知できなかった。それもスキルとかなのか?」
「おそらく。。認識阻害系のスキルも持っているのかも知れん」
一番最後が謎だ。。
〚ご主人様。セイレーンが話したいことがあるそうで具現化させてもよろしいですか?〛
「大丈夫なのか?」
〚一度負けた相手に勝負を挑む程バカではないですよ〛
すると、ダークアイの隣に小さいたつ巻ができ中から小さい男の子が出てきた。
《ヤッホー!さっきぶりだね!冥王も久しぶりだね》
〘ヴェール。我も具現化してくれ〙
「わかった。」
俺も隣に氷の山を作ると中からフェンリルが出てきた。
〘お前か。我の相棒をいじめていたのは〙
《やっぱり君だったんだね。フェンリル》
「フェンリルよ。妾の主と契約するとは何事かの。」
ん?なにこの三角関係てきなやつ。ドロドロしているな~
〘セイレーン。なぜ、我の相棒に手を出した。〙
《それは。ダークアイがいつもお世話になっているから挨拶だよ~》
「挨拶にしてはかなり派手だったけどな」
《それでヴェール君。精霊と契約したけど今の君の力ではフェンリルの精霊妖術を使いこなせていない。僕が生きているのがその証拠だね》
「でも、現にお前には勝ったんだぞ!負け惜しみかよ・・・。」
《フェンリルと契約したって事は力が欲しいんだろ?ヴェール君・・・。僕と特訓でもしないか?僕なら君をもっと強くする事が出来る。》
「本当か!?でも、今は・・・。」
《わかっているよ時間がないんでしょ?アストレア伯爵の退治が今の優先事項だもんね!それが終わってからでも遅くはないよ!》
「主・・・。こやつの言っている事は正しい。フェンリルの力を使えばこやつなんて微塵も跡形なく消える。妾も主の為なら協力するぞ」
〘相棒!やろぜ!〙
「2人共・・・。ありがとう。」
《決まったようだね!じゃ、僕はこの辺でドロンするよ~》
なんだか今日も1日濃い日になったな~
「さぁ、キャンプ地に戻ろうか」
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