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召喚獣とバトル

「「「主よ」」」


俺は口から赤黒い血を吐き腹はなんだか暖かい。

意識が・・・遠く・・・。。


「主しっかりするんじゃ『悪魔の接吻』」


「ん、あれ?痛くない・・・。傷が塞がっていく。」


「妾の主は世話が焼けるの~」

「ありがとうサタン!」


俺はそう言いサタンを自分のもとへ抱き寄せた。


「あ、あ、主//そ、そ、それよりダークアイが////」

「あぁ、そうだった。サタンこれはどうゆう状況なんだろう。」


ダークアイは目が赤く、嘴が鋭くなり、背丈もおよそ2倍程になっている。


「主、これはおそらく精霊の暴走じゃ。ダークアイは精霊の力を抑え込むことが出来ず精霊妖術をつかってしまった。それのつけがこれじゃ。」

「どうすればいい?」

「ダークアイに勝って精霊の意識を落とす事が出来れば元に戻るはずじゃ」


〚人間の子よ。我の攻撃を受けても立つとはなかなかの〛


「悪いがお前に勝ってダークアイに戻ってもらう!サタン!手伝ってくれ!」

「主の為ならこの身捧げよう」


〚愚か。人間ごときに耐えれる程軟ではない!『精霊王の吐息』〛


「その程度か精霊王とやら。『氷箱』」


〚冥王か。これならどうだ!〛


「させるか!『多面展開』からの『氷の死の槍』」

「加勢するのじゃ『氷の時雨』」


俺とサタンの攻撃は確かにセイレーンに当たっていた。

だが、そこにはダメージがないのかびくともしていないセイレーンがいた。


〚この程度が・・。地に返り屍を曝せ〚暴風の檻』〛


「主、これはちとやばいかもしれん」

「奇遇だな俺もだ・・・。」


俺はこんなにも無力だったのか・・・。考えろ・・。どうすれば・・・。

意識が薄れる奥へ奥へと深く静まる・・・・・・。


〘来たか。〙

「誰だ、姿を見せろ。」


〘そう焦るな。貴様に少し問いたい。強くなりたいか〙

「当たり前だ」

〘何のために?誰のために?〙

「みんなを守るため。俺は慕ってくれるみんなを守るため俺は強くなりたい!」

〘素直なんだな。気に入った。我と契約する事を許そう。〙


暗闇から白い虎が現れた。

大きな牙に大きな体そして青い瞳。


〘我の名はフェンリル。氷の上位精霊だ〙

「フェン・・リル・・?」


〘さぁ、我と契約を〙

フェンリルは俺の前に頭を出し契約を待っているみたいだ。

精霊との契約方法など分からない・・・。だが、その時は直感で分かった。


「我は汝と契約する者。我の名はヴェール。汝はこれより我と一心同体いかなる時も我と共に」

俺は口上を言いフェンリルの頭に血を流した。


〘これより我はヴェールと契約した。さぁ、我達の初陣といこう〙

「頼りにしているよ相棒」


意識がだんだん戻る。


「主!主!」

「あぁぁ、サタン・・・。」

「こんな時に妾の主は肝が据わっているの~」


確かにこの状況は誰がみてもやばいよね・・・・。


「生きて帰るぞサタン!円環の理に触れ全てを無に返せ『雪国』」


「これはフェンリルの・・。さすが妾の主じゃ」


〚人間の子。お前も精霊と・・。まぁいい。切り裂け〚セイレーンの鳴き声』〛


「俺たちの勝利だぜ。眠れ永久に『獣氷虎の一撃』」


そこで大きな爆発が起こり辺りに煙が立ち込める。


「やったのか。」


「主。精霊王の気配が消えた。勝ったのじゃ!」


こうして精霊王との勝負に勝った俺たちだった。

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