表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

聴・か・せ・て、、お願い

作者: 福耳の犬
掲載日:2020/05/17

『ぷぅ〜ぅぅぅッ』


それは僕が初めて聴いた若い女の子のオナラだった。


それはそれは興奮して、、【聴きたい】【また聴きたい】【どうしても聴きたい】【なんとしても聴きたい】【どんな手を使ってでも聴きたい】【絶対聴いてやる】【聴くぞ】【聴かせろ】【屁を出せ】【屁をこけ】【出させてやる】【ふははははははははははははははは】【グギャーーーーー】【ウフウフウフウフウフッ】【グフッグフッグフッグフッグフ】


それ程までに聴きたかったのだ。


しかし僕は女の子にモテるタイプではない。


友達にもなってもらえない。


身長は152cm、体重75kg、キモ顔、水虫、ワキガ、多汗、フケ症頭、捻くれ者、偏執狂、頻尿、歯周病、すきっ歯、疣痔、湿った手のひら、流石にこれでは彼女はとても出来そうにない。


だから最初はオナラが出たらよく聴こえる静かな場所へ通った。


病院の待合室、本屋、図書館、美術館、、、誰も屁をしやがらねぇ、、


女子トイレにも潜入した。


《ブビビビビビビビビッ》


僕が聴きたいのは身の出る音じゃねぇ、、


それに直ぐ捕まった。


聴きたい、聴きたい、聴きたい、聴きたい、、


日に日にその願望はどんどん大きく成長した。


聴きたい、聴きたい、聴きたい、聴きたい、、


ずっとずっと後をつけた。


ずっとずっと見張ってた。


ずっとずっと盗聴した。


ずっとずっと監禁した。


なかなか僕の前でオナラをしない。


次から次に女の子を代えても僕の前では誰もオナラをしない。


何人並べてもオナラをしない。


何人連れてきてもオナラをしない、、


聴きたい、聴きたい、聴きたい、聴きたい、、


僕の前で何故オナラをしないのだ、、


頼んでも、お願いしても、懇願しても、土下座しても、叩いても、脅しても、蹴っても、殴っても、罵っても、泣いても、わめいても、エアーを送りこんでも、切り刻んでも、、


聴きたい、聴きたい、聴きたい、聴きたい、、


聴いてやる、聴いてやるぞ、待っておれ、、次は誰だ、次は誰だ、次は誰だ、次はお前か、、


いつか聴けるまで、、聴ける時まで、、僕はどんな努力も惜しまない。


ずっとずっと、、永遠に、、ずっと、、ずっと、、永遠に、、




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ