お役所仕事は大変です。
誤字報告、ありがとうございました訂正しました。
「未来の王妃となる私の愛しき人を虐げた罪人を捕らえよ!」
「「は!」」
「ちょ!っとなにするのよ!」
「お前達、何をする!捕らえるのは侯爵令嬢だ!」
「「未来の王妃となられる、侯爵令嬢に対する不敬罪で平民の女を捕らえました!!」」
「だから、婚約は破棄したんだ!」
「国王陛下、並びに貴族院に登録されているのは侯爵令嬢です。」
「間違いありません!」
「婚約破棄は、国王陛下と貴族院へ3ヶ月前には申請されませんと…。」
「では、今すぐ書類を!」
「はい、婚約破棄理由は「「殿下と平民女性の不貞!!」」辞めるよう、忠告した侯爵令嬢を「「平民女性を虐げたと」」パーティー会場で図々しく「「招待されて居ない平民女性を」」エスコートし「「国王陛下、貴族院に申請せず」」殿下の独断で「「婚約破棄を告げてからの申請書類提出!」」 こちらでよろしいでしょうか?」
「あ、あぁ…」
「では殿下、この書類は受理されるまで新たな婚約は出来ません。」
「何時になったらできるんだ!」
「婚約破棄された方は、双方ともに一年は新たな婚約は結べません、そして王族と平民は婚姻を結べないのはご存じだと思いますが…「え!」」
「…この場合、王族に平民の血を混ぜることは出来ませんので「「殿下は廃嫡!」の上 子が産まれぬよう「「殿下と平民女性共に避妊手術!」」を行います」
「平民だからって差別よ!私は王妃になるんだから!私は聖女よ!」
「聖女は男女の交わりがあると、癒しの力を失ってしまうため元聖女では神殿からの保護は受ける事は出来ません、只の平民女性となります。」
「聖女と認められたと書類にはありますが、癒しの力を使ったとは報告されていませんし「「殿下と男女の交わり」」が知りあって2日であったとメイドから報告されていますから、今さら聖女の奉仕活動は無理ですね、後々国から支給予定の年金も受け取れません。」
「そんな物なくても、私は王子と結婚するんだから…!」
「先ほども伝えましたが、殿下は廃嫡となりますので…殿下に与えられる予定となる資産は…えっと…あぁ…ドレスの請求書の写しがありました…このドレス1着分位ですね、あ!殿下この請求書は間違ってますよ、婚約者様への贈り物の予算への請求書が来てますので、殿下個人の預金から引き落としとさせていただきます、殿下の資産はゼロでの婚約になりますね…」
「何ですって!」
「間違いだろう!」
「あ、すいません私のミスです!」
「ふん、だろうな!」
「殿下達が不貞を働き婚約破棄となりますので、お二人別々に侯爵令嬢様への慰謝料がありました!」
「何だと!」
「何で私まで!」
「殿下は当たり前として…この国の王子に婚約者がいるのは、国民であれば誰でも知っています、婚約者がいるのを知っていての不貞と確認できますので…。」
「わ、私は知らなかったわ!」
「そうですか?でも殿下に「婚約者を勝手に決められて可哀想」との発言があったとメイドからの書類にありますよ複数人…」
「…」
「と、言うことで殿下達は先ず書類が受理されましたら…えっと、この病院なら日帰りで避妊手術が出来るので殿下は入院費は要りません、治療費と処理代だけです。」
「さすがに、女性に日帰りで避妊手術は厳しいので…この病院はローンが組めますのでここ予約しときますね」
「「……」」
「後日、郵送で書類を送りますので…ご家族に確認サインを頂いてからこちらの住所へ郵送を…。」
ざまぁ?