表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

貴方はだあれ?~新婚生活の謎~

作者: ソウル

前々から作ろう作ろうと思っていましたが、なかなか作ることができず、またどのような終わりかたにしようか迷った作品でもあります。

良かったら他の作品もどうぞ~

コメントとかくださると作者が喜びます

気軽にどうぞ~(笑)

もうすぐで新婚生活1年目を迎えようとしていた夫婦がいた。この夫婦が、初めて出会ったのは2年前で付き合い始めたのは、それから半年のことだった。

その夫婦は、それはそれは良好な新婚生活をおくれてるように見えたのだった。

もちろん見えていただけではなく、家の中での生活もとても充実していたものを送れていたのだった…


この夫婦の妻に当たる人物、この人物の名を「レイナ」と呼び、周りからは親切心の強いおしとやかな女性だと言われていた


一方この夫婦の旦那に当たる人物、この人物の名を「ケン」と呼び、「良くあんなに美人な女性を自分のものにできたな」と、周りからは良くも悪くも賞賛される人物で、誰よりも責任感の強い、真面目な人物と言われていた


この二人の新婚生活は、もうすぐで1年ということもありお互いがお互いを尊重するような、とても愛し合った仲だった


今日もいつものように朝の仕事に行く送り迎えが始まる…

「忘れ物はない?」


「大丈夫、ちゃんと持つものは持ったよ」


「お弁当入れといたから、忘れずに食べるのよ?」


「ありがとう、しっかり味わって食べるよ

 じゃあ、行ってくるよ」


そういうとケンは扉に手をかけて、扉を開けた

すかさず声をかける

「いってらっしゃい」


「行ってきます」


そういうといつも通りケンは仕事に出掛けた

ケンの事を見えなくなるまで見送ったレイナは、お腹の中にいる子供を気にしながら、ケンが帰るまでに家の掃除やら選択などを済ませることにした。

ある程度家事がすんだときに机の上にある手紙が置いてあることに気づいた。

その手紙にはこう書いてあった

「今日は夜遅くになるから、晩御飯は先に食べといてください」

これを見たレイナは、「また遅くなるのか…」と、少し気を落とした。

というのも最近になって少し仕事が遅くなる事が多くなっていたからなのだ。

レイナはいつも通り家事と買い物を済ませ、ケンの事を待つことにした、しかし真夜中になってもケンは帰ってこず、待ちくたびれたレイナは、気がついた時には寝てしまっていたのだった…

その日は予定通りいつもよりも遅く、深夜の1時頃に家に着いたケンは、なにか重いものを袋からだし机に置くと、恐らく自分の帰りを待ちくたびれたのであろう、椅子に座りに机にもたれ掛かりながら寝ているレイナを見て、そっと上から自分の来ていたスーツを上から被せるのだった。

その後ケンは、仕事の残りらしきものを片付けるために、PCになにかを打ち込む作業をしていた。

その行為を、3時ほどまでしてその日は眠りにつくのだった。


気がついたら寝てしまっていたレイナは、目を覚ますと体にかかっているスーツを見て、ケンが帰って来ているのを察した、すると目の前には、「新婚生活1年目おめでとう!」と書かれたケーキが置いてあるに気づき、「覚えていてくれたんだ…」と舞い上がりそうな気持ちを押さえながら朝御飯の支度に取り掛かった。

朝8時、ケンのアラームが鳴ると、ケンはアラームを止めて食卓に向かった

すると目が合うや否やレイナがすかさずこういった


「私たちの新婚生活1年目覚えててくれたのね?

 私とても嬉しかったわ、ありがとう!」


「当たり前じゃないか!

 記念日は大切にしないと損だからね」


食卓に座るとケンとレイナが会話を続ける

「今日の日のために仕事はお休みしてきたんだ、

 今日という日は1日しかない…最高の1日にしようじゃないか!」


「ありがとう!今日という日を素晴らしい1日にするわ!」


その日、レイナとケンは1日という時間が1年に感じるほどにとても楽しく過ごしたのだった。

二人とも力を使いきる程に子供のように無邪気に遊んだため、夜になるとすぐに眠りについてしまったのだった…。


次の日の朝、目が覚めると隣で寝ていたはずのケンの姿は家にはなく、目覚まし時計を見ると、時間はお昼になっていた。

その時レイナは、目覚まし時計に紙が付いてるのが分かった。

その紙にはこう書いてあった。


「今日から君の前から姿を消すよ、この件については深く探らないで欲しい、今まで一緒に過ごしてくれてありがとう、そしてさようなら。」


この紙を見たとき、レイナはある程度の用意をしたあと外に飛び出し、ケンの行きそうな場所を全て探した。

ケンの職場、ケンのいきつけの店、ケンの友達の家、ケンの実家、ケンのいきつけの病院、あらゆる場所を探したが見つけることはできなかった。

それどころか、周りの人達はケンという人物を覚えておらず、まるでこの世界にその存在そのものが消えたかのように、ケンという名前などを聞くことはなかった。

最後にあまりケンの行かない喫茶店のTVで、ケンの特徴に似た情報が流れていた。

そこで始めて警察に追われているという情報を知ったのだ。

気になったレイナは、ケンについての情報を警察から聞くと、なんと国籍や年齢、見た目や名前などが、全てデタラメであることが分かった。

全ての事を警察から聞くと本当は初めて出会った時、2年前から自分の素性を偽って生活してきていて、その2年間もの間、全ての人を名前を変え、素性を変え、騙して生きていたことを知らされたのだ。

その後の調べで、ケン(ケンと呼ばれていた人物)は、この国のスパイだと言うことが判明したのだ。

その真実を受けとめ切れなかったレイナは只々崩れ去るのだった。

今もその人物が何処にいて誰を騙してどのように生きているかは、判明してはいない……。

この人物が何処の誰でどんな生活を

してきたんだ?

なーんて考えてもらえたら本望です(笑)

次の作品は連載ものを書く予定~

不定期で、あまり書いていませんが良かったらコメントのほうよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 設定がとても面白いです! 続きが読みたくなりました…… [気になる点] 二人の会話の時に、わざわざ名前をカッコの前に書かなくても大丈夫だと思います。 それと、なぜTVでケンが警察に追われて…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ