第99話 材料集め
第99話 材料集め
『ケェェェー、イャン、イャン、イャン!』
俺と、ムトーさんは、空を飛んでいる。
モンスターをハントするゲームに出てくる怪鳥モンスターの(中略)先生の背に乗っているのだ。正確にはそれを忠実に立体化したゴウレムに乗っているのだが。
風を切って空を飛ぶ(中略)先生。
「まだですか?」
「そろそろだ、見えた、あの森だ」
俺とムトーさんを乗せた(中略)先生は、森に着陸する。
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「ぴきゅー、ぴきゅ、ぴきゅー」
見た目は透き通ったゼリー。
形はおまんじゅうそのもの。
おおきさはバスケットボールくらい。
ゼリーがぴょんぴょんと、俺の目の前で跳ねている。
剣と魔法のファンタジーゲームに出てくるメジャーなザコモンスター。
スライムだ。
生きてる。
本物ははじめてみた。
ちょっと感動する。
「あれは、シリコンスライム。あいつから絞った粘液を固めると丁度、シリコンゴムみたいになる。本当は別の名前があるんだろうけど、僕らはシリコンスライムって呼んでる」
「なんかものすごい都合の良い生物ですね。さすがファンタジー異世界」
「さっそく捕まえようか」
俺は、疾風を飛び出させた。
「行け! 疾風」
体当たりして、一匹気絶させ、それを布袋に入れる。
3匹ほど捕まえたところで、袋がいっぱいになった。
「シリコンは手に入った。次はレジンだ」
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巨大な木が生えている森についた。
見上げると木のてっぺんが見えない。デパートの屋上よりも高いと思う。
幹の太さは6畳の部屋まるまるひとつがすぽっと入るくらい。
とにかくでかい。
樹齢何千年て感じ。
「これがレジンの木」
ムトーさんは、木の樹液が湧いている場所に案内してくれた。
そこには既に袋が下げてあったので、それを回収する。2本の木から一箇所ずつ。2袋。
「レジンの樹液だ。オスの木と、メスの木があって、2つの樹液を混ぜると固まる性質を持っている」
「レジンのA液とB液みたいですね」
「みたいというか、まんまその使い方をするんだけどね。レジンの木って名前も僕らが名づけた。本来は違う名前があると思うんだけどね」
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「最後にうちの工房によって、ミスリルの粉を持ってこよう。ゴウレムに魔力を与えるのに役に立つはずだ」
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こうして材料は揃ったので、俺達は屋敷に戻り、メイド長の靴の制作を開始することにした。
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