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第32話 主人公、生命の危機!

「この通路閉鎖してまーす、近づかないでくださーい」

 イベントの運営スタッフが野次馬のディーラー達や、コスプレイヤーをどかしている。


 アメイジングフェスティバル2017SUMMER会場。

 456ホールの一角は騒然としていた。


 チケットで先行入場した客の一人が突然倒れたのだ。


 意識は既に無く、全身から脂汗を搔いている。


 イベント開場前であり、多数のスタッフが場内を巡回していたのが幸いした。


 患者の脈が無い。大海堂のスタッフはAEDの使用講習を受けたばかりだった。


 マニュアルに従ってすでにAEDが展開され、装置が発した音声ガイダンスに従い電極パッドが患者の胸部に貼り付けられていた。

 そして先ほど心臓の鼓動を元に戻すための電気ショックの一撃が加えられた所だ。


 AEDが再度心臓の解析を行う。


『電気ショックが必要です』


 AEDは展開や使用方法が自動で指示されるようになっているが、電気ショックを押すボタンは手動である。


 患者に電気を流すため、周囲に居る人間を患者から遠ざけなければならないからだ。


 スタッフはもう一度、AEDのショックボタンを押さなければならなかった。


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