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第148話 4対2!

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第148話 4対2!


 シズルとマズル、ガーネットが同時に動いた!


 放したレイピアの切っ先を閃かせて、ガーネットはシズルの首元を突きにかかる。


 だが、シズルはレイピアを捨てていた。


 身を屈め、狼のように四つんばいになって、ガーネットの脇をすりぬけ、駆け抜けるシズル。


 マズルは、反対側から同じくガーネットの横を駆け抜ける!


 シズルとマズル。二人が向かう先はルナリアだった。


 弱い敵から潰していって、敵の頭数を減らすのは集団戦のセオリーだと思う。


 双子の狼獣人は、ルナリアに飛び掛る。


 二人の両腕の袖が破れ、その下から大きなカギ爪の付いた手甲が飛び出した!


「「くらえッ!」」


 4つの爪が同時にルナリアを襲う!


 だが、その爪はルナリアを切り裂くことはなかった。


「「なッ!?」」


「ちぃネット! 空です!」


 当然そう来るのを読んでいたルナリア。


 ちぃネットに背中のベルトを引っ張ってもらったルナリアは、爪が来る寸前で上空へと飛び上がっていた!


 そのまま闘技場の空に滞空するルナリア。


 いいぞ! 


「「卑怯ッ!」」


 ルナリアへの攻撃がスカり、背中をガラ空きにさせているシズルと、マズル。


「敵に背中を見せる貴族が、武家がどこにいるかッ!」


 そのガラ空きの背中へレイピアを構えたガーネットが踊りかかる!


「鋭エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーッ!」


 気迫の乗った凄まじい突き!


「なにくそッ!」


 だが、その突きを瞬時に身を反転させたシズルが、手甲のカギ爪で受け止める。


 ガーネットとシズル。レイピアとカギ爪が火花を散らして、つばぜり合いを起こす。


「スカーレットッ! 覚悟ッ!」


 つばぜり合いで動けない、ガーネットの頭上から声が響く!


 跳躍したマズルが、ガーネットの頭目掛けて、爪を振り下ろしていた!


 あぶない!


 だが、爪がガーネットを捉える瞬間、マズルの体が『く』の字に折れ曲がる。


 上空から猛スピードで飛び出したちぃネットが、マズルのどてっ腹に、ドロップキックをお見舞いしたのだ。


「うごぉッ」

 と、マズル。


「マズルッ!」

 と、シズル。


 吹き飛ぶマズル。


 吹き飛ばされたマズルの体。


 その体が落下する先に待ち構えていたのは……。


 金色に輝くガーネットのゴウレム!


「さぁ、出番よ! いまこそその力を見せなさい! 我が新たな愛馬よ!」


「なにっ!」

 と、マズル。


「行きなさい、『ルビーアイ・ラムぺガスッ』!」


 ルビーアイ。


 ガーネットが持っていた馬型ゴウレムルビーアイ。


 その残骸を材料にして、俺が1/6サイズで作り上げた馬型ゴウレム!


 ただの馬にするのも芸がなかったので、角と翼をつけてみました!


 その名もルビーアイ・ラムペガス!


 角の生えたペガサス。衝角ラムのついたペガサスだから、ラムペガス!


 どうだかっこいいだろう?


 角と翼を得た代わりに小さくなったルビーアイは、落ちてくるマズル目掛けて、角を突きたてる!


「なにくそッ!」


 だが、空中で身をよじったマズルは手甲のカギ爪をルビーアイの衝角に合わせた。


 激突する爪と衝角。


 ルビーアイは羽根をはばたかせ、4本のひづめでふんばる。


 だが、体重が軽いルビーアイが吹き飛ばされる!


 なにせ1/6サイズ。トランクケースくらいのサイズしかないからな……。


 ルビーアイとぶつかった衝撃を使って体制を建て直し、しゅたんと着地するマズル。


 そこへちぃネットが追い討ちのドロップキックをかける。


「おごッあ?!」


 マズルの顔面にモロにドロップキックが入った。


「マズルッ!」


 叫ぶシズル!

 だが、ガーネットと押しあいをしたまま動けない。


「卑怯かしら?」

 と、ガーネット。


「さぁ、どうかな? うちのマズルの心配よりも……」

 と、シズル。


「姉さま後ろですッ!!」


 ルナリアの叫び声が響く!


「後ろ!?」


 ガーネットの背後の地面がゆらりと揺れた。


 まるで水面が波打つようにゆれ、水中から水面に浮上するように、地中から2つの影が姿を現す。


「自分の命の心配をしなよッ!」


 人の頭よりも巨大なあごが3つ、ガーネットの背中にとびかかった!

 拙作はいかがだったでしょうか?

 続きは頑張って書きたいのですが、書く力を得続けるには、ポイントの力が必要です!!!


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