第133話 TVアニメシリーズ「モノコックウェポンズ・フラウ MW:F」第10話「決戦! 仮面のMW:F」
第133話 TVアニメシリーズ「モノコックウェポンズ・フラウ MW:F」第10話「決戦! 仮面のMW:F」
「モノコックウェポンズ・フラウ MW:F」
オープニングアニメーション。
オープニングテーマ、「Klein×Klein」が流れる。
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第10話「決戦! 仮面のMW:F」
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06:23:59:59
世界中の空に浮かびあがるデジタルカウントダウンの数字。
それが秒刻みでどんどん減っていく。
日時は一週間後。
× × ×
謎のデジタルカウントダウンを報じるTVのニュース。レポーターなど。
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翠の家。
ベランダから空を見上げ、カウントダウンを見る、翠。その肩には疾風。
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学校。
模型部、部室。
最終決戦へ向けて、疾風の改造を行う、翠とコビ子。
プラモデルのパーツに丁寧にやすりがけを行う翠。
それを指導するコビ子。
「疾風の最後の戦い。そのための改造は私が自分でやりたいんだ!」
「フヒヒ。そうでなければなりません! 疾風は翠のパートナーでござるからな」
『翠……』
じわりと目を潤ませる、疾風。
その様子を見守る、ミセリコルデと、ベイズラード。
ニッパー、やすりがけ、接着剤ぶにゅうでの合わせ目消し、つやけしスプレー、シール貼りなどのカット。
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空のデジタルカウントダウン。どんどん数字が減って、数日経過したことがわかる。
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数日後。
「完成……かな」
カメラは、翠の顔を写す。
完成した疾風の姿=手元はまだ映さない。
アーマーパージする疾風、素体状態に戻る。
『はい! 翠!』
「がんばろう疾風!」
『はい!』
「フヒヒ! さぁ、そうと決まったら、休養でござる! 英気を養うでござるよ!」
『おー!』
と、ベイズ!
『おーなの!』
と、コルデ。
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日常。
翠、コビ子、疾風、コルデ、ベイズ。
八王子の遊園地に行く。
楽しそうに遊ぶ5人のカット。
アイスクリームを食べる、翠とコビ子。
翠やコビ子の肩に乗り、乾電池からバリバリ電気を吸収する疾風達。
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空のデジタルカウントダウン。どんどん数字が減っていく。
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翠の家。
キッチン。
野菜を包丁で切る翠。
それを手伝い、武器で切るコルデ。野菜をめちゃめちゃにしてしまう。
それを見て笑う、疾風、ベイズ、コビ子。
リビング。
鍋が完成。
いただきますをする5人。
楽しそうなだんらん。
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空のデジタルカウントダウン。どんどん数字が減っていく。
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お風呂のシーン。
狭い湯船に翠と、コビ子が入る。
やっぱり沈む疾風。
助け出す。
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空のデジタルカウントダウン。どんどん数字が減っていく。
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寝室。
ベッドと、布団を並べて寝る5人。
コビ子の布団には、コルデと、ベイズ。
ベッドの翠。枕元に疾風。
眠る疾風。翠、疾風の頭をやさしく指で撫でる。
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空のデジタルカウントダウン。どんどん数字が減り、ついに0になる。
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深夜。
廃自動車置き場。(第1話で戦った場所)
そこに立っている翠とコビ子。肩には、疾風、コルデ、ベイズ。
仮面のフラウが、舞い降りてくる。
相対する、翠&疾風と、仮面のフラウ。
舞い降りてくるアーティファクト。
『時は来た。女王たる資格を持つエーテル体は残り2体。これより女王選抜戦、最後の戦いを裁定する』
手を上げるアーティファクト。
「いくよ疾風!」
『はい、翠』
翠、疾風を手のひらの上に載せる。
翠のバッグからアーマーパーツが飛び出し、疾風に装着されてゆく。
疾風の新しい姿、その名も……。
「疾風改!」
疾風改(メカデザイン島田ミカ)
「疾風改! 四式戦改装甲! リンクアップ!」
と、翠。
疾風からオーラが立ち上る!
『戦い合え! エーテル体、いや、モノコックウェポンズ・フラウたちよ!』
手を振り下ろすアーティファクト!
飛び出す疾風!
飛び出す仮面のフラウ!
激突する疾風と仮面のフラウ!
攻撃の応酬。
「疾風! 必殺!」
『必殺! 左捻りこみ・斬! チェストオオオオオオオオオッ!』
疾風の必殺技が、仮面のフラウの激突。
仮面が破壊される。
その仮面の下から現れた顔は。
隼。
『やはり、姉さん!』
隼プランダー(plunder:略奪品)。(メカデザイン島田ミカ)
疾風VS隼。激闘再開。
だが、疾風の動きに迷いが生じる。
『攻撃を躊躇するな疾風!』
と、隼。
『くぅ』
と、疾風。
『私が女王になれば、この地球はなくなるぞ?』
『なに!?』
『私は女王配下のエージェントだ。この惑星の女王となった暁には、この惑星上の全生命体を死滅させる!』
『なんだと!』
『私が女王となれば、この惑星のコアを捕食する。そうなれば、疾風! お前の大事な翠、コビ子。そのすべての命が維持できなくなるぞ』
激突する疾風と、隼。
隼の猛攻撃に、倒される疾風。
『ぐわああーッ』
「疾風ーッ!」
と、叫ぶ翠。
地面に倒れこむ疾風。それを冷たく見下ろす隼。
『私はお前の臣下にはならない。私はこの力を授かり、この星の女王になるよう命を受けてきた』
『姉さん……』
『私を止めるには、私の命を絶つしかないぞ』
『姉さん!』
『選ぶのだ。答えは既に出ているのだろう? 迷うな、疾風!』
『くぅ』
『まだ迷うか! 疾風』
隼、翠に攻撃。
翠の頬を攻撃がかすめる。
『翠! うわああああああああああああああああああーッ』
翠が狙われついに反撃する。
疾風の猛攻撃、受け止めきれなくなる隼。
『必殺! 左捻りこみ・斬! チェストオオオオオオオオオッ!』
『ぐう』
『必殺! 木の葉落とし・斬! チェストオオオオオオオオオッ!』
『むう!』
『必殺! 螺旋飛行・斬! チェストオオオオオオオオオッ!』
疾風の必殺技!
『エーテル体オーバーフロー! インペリアルシザース!』
対する隼の必殺技!
激突する二つの必殺技。
疾風の必殺技が、隼を切り裂く。
『むぐッ!』
と、胴体を切り裂かれる隼。
決着!
『姉さん!』
と、隼に駆け寄る疾風。
倒れる隼、受け止める疾風。
『見事だ。疾風よ。我が妹よ。』
隼、その生体反応が落ちてゆく。
隼、疾風、手を取りあう。
『強くなったな。私は嬉しいぞ』
隼、その手を落とす。
『ねえさーーーーーーーーーーん!』
疾風絶叫!
『エーテル体U6.tm00機能停止』
と、アーティファクト。
『女王選抜戦。最終勝者をエーテル体U6.tm8s、疾風と確定。この惑星の女王資格者はエーテル体U6.tm8s、疾風。お前だ』
灰色になってゆく隼。
「そんな、隼! 隼!」
と、翠。泣いている。
翠から生まれた精神エネルギーが疾風に集まる。
そして。
疾風から生まれた謎の光が飛び出す。
そしてそれは隼に吸い込まれる。
『ぐっ、がはあ……』
隼が息を吹き返す。
『姉さん! 姉さん!』
『なんなの!?』
と、コルデ。
『これは一体?』
と、ベイズ。
『バカな……確かに機能停止はしたはずだ。一体、何が、何が起こったのだ?』
とアーティファクト。
『新しい命を生み出したとでも言うのか? それではまるで……』
『疾風』
『姉さん!』
抱き合う姉妹。
「その日、疾風はこの星の女王となった」
と、翠のナレーション。
× × ×
第10話「決戦! 仮面のMW:F」
エンディング&エンドロール。
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ぱちぱちぱちぱち。
食堂に拍手が流れる。
「これが第10話だ」
と、俺。
「疾風、隼、良かった……」
と、泣いているルナリア。
「でも疾風から生まれた光はなんだったのかしら……」
と、目をハンカチで押さえるガーネット。
「わからん」
と、ハウ。
「ああ、あれは……」
ばきっ。
「痛っ! 殴ることないだろ!」
「それ以上喋ったら、もう一発いくわよ」
「翠とコビ子が大変尊かったです。お風呂が……」
と、メイド長。
「カラスマ、はやく第11話を見せなさい!」
「私もはやく見たいですカラスマ様」
「早く見せなさい! カラスマ!」
「ごはん、ごはん」
「よし、第11話を再生するぞ」
そういうことになった。
劇中劇が本当に長くなりすみません! 登場人物がアニメシリーズ12話を見たら面白いかなと思いつきで始めてしまったのですが、12話はやはり長かったですね反省。
あと2話ですのでどうかお付き合い下さい!
拙作はいかがだったでしょうか?
続きは頑張って書きたいのですが、書く力を得続けるには、ポイントの力が必要です!!!
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