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第131話 TVアニメシリーズ「モノコックウェポンズ・フラウ MW:F」第8話「起動! 最強のヴィドフニル」

第131話 TVアニメシリーズ「モノコックウェポンズ・フラウ MW:F」第8話「起動! 最強のヴィドフニル」



 「モノコックウェポンズ・フラウ MW:F」


 オープニングアニメーション。


 オープニングテーマ、「Klein×Klein」が流れる。


 ×  ×  ×


第8話「起動! 最強のヴィドフニル」


 ×  ×  ×


 火山。


 地熱を吸い上げているヴィドフニル。


 ヴィドフニル、北欧神話の雄鶏型MW:F。(メカデザインこつえーまつじ)。


 アーティファクトが舞い降りる。


『エーテル体odCfHdUAよ。何故お前は戦わない?』

 とアーティファクト。


『アーティファクトか? オレは女王選抜戦には参加しない』

 とヴィドフニル。


『何故だ?』


『何故なら、オレは既に女王だからさ』

 

 ヴィドフニルの体が激しく発光する。


『強大なエネルギーを確認。危険。これは……』

 とアーティファクト。


 ヴィドフニル、アーティファクトを攻撃する。


 光の中に掻き消えるアーティファクト。


『フン! 女王にならずとも、オレは既に次代の母体となれる。それだけの力を蓄えたからな』



 ×  ×  ×


 季節は夏。そして夜。


 翠の部屋。


 クーラーがガンガン効いている部屋。


 翠、疾風、コルデ、ベイズ。TVゲームで対戦している。


『我が一番だ』


『甘いなの、これでも喰らうなの!』


『卑怯だぞミセリコルデ』


「みんな負けないよ、あっ?」


『1位は私ですね』


 疾風が1位でフィニッシュ。


「強すぎるよ疾風」


『毎日やりこんでいますから、えへん』


「自慢できることじゃないでしょ……もう」


『悔しいなの、もう一回やるなのー!』


 そこで突然ゲーム画面が消える。照明も消える。


『真っ暗なの』


「停電、いやだぁ」


『まってください』


 疾風、発光する。


 続けてコルデ、ベイズも発光する。


「ありがとう、みんな」


 翠、ベランダから外の様子を見る。


 町中が停電していて真っ暗。


 スマホを見る翠。


「東京中が停電してるみたい……」


『そんなぁ、ゲームができないなの』


『悠長な話では無い。大変なことになるぞ』

 と、ベイズ。


 ×  ×  ×


 翌日。


 マンションの階段を登っている翠達。


「エレベーターが動かないのってこんなに不便だったなんて……」


 翠、なんとか部屋の玄関にたどり着く。


 が、そこで倒れてしまう。


『翠、しっかりしてください、翠!』

 と、疾風。


『これは、ひどい熱!』


 熱中症になってしまう翠。


 ×  ×  ×


 夜。


 大きめの総合病院。


 熱中症の患者でいっぱい。


 ベッドに空きがなく、床にシーツを敷いて対応している。


 床に寝かされ、点滴を受けている翠。


 お見舞いにきているコビ子。


「フヒ。翠、しっかりしてくだされ」

 と、コビ子。


「うーん」

 朦朧としている翠。


「フヒ。みんな、翠を一刻も早く治すためにも、この停電をなんとかしてくださらぬか?」

 

『しかし、原因が特定できなければ対処のしようは……』


 その時、コビ子のスマホがジャックされる。


『全エーテル体に告げる』

 

 アーティファクトの電波ジャックだ。


 ×  ×  ×


 電波ジャックの内容。


『女王選抜戦の中断を宣言する。裁定者として命じる。全エーテル体よ、エーテル体odCfHdUAを討伐せよ』


 座標が送られてくる。


『エーテル体odCfHdUAはこの惑星を破壊するものである』


「フヒッ、ここは……」


 ×  ×  ×


 夜。


 富士山の裾野。


 大送電線、鉄塔に巣を作っているヴィドフニル。(メカデザインこつえーまつじ)


 送電線から電気を吸い上げるヴィドフニル。


 すさまじい電気のスパークが上がる。


 ×  ×  ×


 夜。


 日本上空。


 真っ暗な関東。


 停電している箇所が、さらに拡大してゆく。



 ×  ×  ×


 病院。


「フヒッ! あいつが日本中の電気を吸い上げてるでござる! この停電の原因はあいつでござる!」


 疾風、コルデ、ベイズ、互いの顔を見合って、うなずく。


 そして、翠の枕元に飛んで。


『翠、待っていてください。私達がきっとあなたを助けますからね』


「うーん」

 朦朧としている翠。


『コビ子! 翠を頼みます!』


「フヒヒ! 任されたでござる! 皆! 気をつけるでござるよ!」


『はい!』


『単三電池を山ほど買っておくなの!』


『行って来るぜ! コビ子!』


 3人、病院の窓から飛んで出てゆく。


 ×  ×  ×


 空を飛ぶ3人。


『おーい、まってやー』


 と青龍が合流する。


 4人になる。


『青龍! 小百合のもとにいなくていいのですか?』


『うちの旅館も停電で商売あがったりやねん! ここは、あいつをブッ倒さんとなぁ』


 ×  ×  ×


 富士山の裾野。


 エーテル体の集結ポイント。


 日本中のモブエーテル体が百体以上集結している。


 そこに加わる4人。


『全エーテル体の集結を確認』


 と、アーティファクト。


『エーテル体たちよ、これよりエーテル体odCfHdUAの討伐を行う。総力戦だ。心せよ!』


 指揮をとるアーティファクト。


『まさかあいつと一緒に戦うことになるなんてなの』

 とコルデ。


『さくっと倒してとっとと帰るぞ』

 とベイズ。


『翠! 待っていてください!』

 と、疾風


『出撃!』


 飛び出すアーティファクト。


 それに続く、モブエーテル体達。


 疾風、青龍達もそれに続く。


 ×  ×  ×


 夜。


 富士山の裾野。


 大送電線、鉄塔に巣を作っているヴィドフニル。


 そこに多数の実弾&ビーム砲撃が加えられる。


 エーテル体の一斉攻撃が始まったのだ。


『くはははは、来たか! まさかそんなものでオレを、この女王を倒す気か!?』


 送電線から電気を吸い上げるヴィドフニル。


 すさまじい電気のスパークが上がる。


 ヴィドフニルのモノコックウェポンズ・フラウの体をコアにして、電気でできた巨大怪獣が姿を現す。


 超巨大な鶏のような姿。


 ヴィドフニルの本体だ。


 ヴィドフニルと相対する、数百体のエーテル体達。


 ヴィドフニル、鶏の口から熱線攻撃。 


 熱線が、エーテル体達の一角に直撃し、一撃で、エーテル体達が消失する。


『あかん、めっちゃ強いやんかあいつ!』

 と、青龍。


『それでも私達は、あいつを倒さなくてはなりません! 翠の為に』

 と、疾風。


 ×  ×  ×


 病院。

 苦しむ翠。

 介抱するコビ子のカット。


 ×  ×  ×


 疾風、コルデ、ベイズ。


『うおーーーーーーーッ!』


 それぞれヴィドフニルに飛び出し、連携合体必殺技を喰らわせる。


 超強力な必殺技がヴィドフニルに炸裂する。


『効かぬ』

 と、ヴィドフニル。びくともしない。


『女王の御前であるぞ? この無礼者めが!』


『ぐわああああああああああ』

 

 ヴィドフニルの反撃、致命傷を受ける疾風達。


 疾風、もう動けない。


 かろうじて動ける、コルデとベイズ。


 ヴィドフニルの本体の巨大鶏、翼を広げる。すさまじい光を放つ。


 口からコケコッコーのビームを撃つ!


 モブエーテル体達が、次々と消滅させられてゆく。


『参戦ユニット、損耗率90% 残存エーテル体……残り27体』


『ほぼ全滅やないか、アーティファクト! まだ本気を出せんのかあんさん?』


『本星に制限解除モードの使用許可を申請中! 応答は未だ無し……』


『この役立たず! もうええ、ウチが本気出したる』


 青龍目が光る。


『疾風、コルデ、ベイズ! あんさんらは一旦退却して、怪我を直すんや! ここはうちが引き受ける』


『そんな、危険です青龍!』


『臣下の頼みを聞くのが女王ってもんやろ? 疾風はん?』


 青龍。選抜戦への参加権を放棄し、既に疾風の麾下ユニットになっていた。


『うちにもしものことがあったら、小百合によろしくなぁ』


『青龍!』

 と、疾風。


 青龍、ヴィドフニルの前に飛び出す。


『女王の御前である! 下がれ無礼者!』


 巨大な電気の鶏、そのくちばしが、青龍に襲い掛かる。


『いやどす! これでも見さらせー!』


 青龍の体から、巨大なオーラのブルードラゴンが飛び出す。青龍の本体だ。


 モノコックウェポンズ・フラウ青龍をコアにして、透けるドラゴンの頭の中心に、青龍が浮いている。


『なんなんなのそれは!』

 びっくりするコルデ。


『これはウチの必殺、『おおきにドラゴン』や! うちの旅館のお客さんがくれはる、おおきにとか、ありがとうの気持ちをこつこつこつこつ溜めてここまで育てたんや!』


『そんなのアリなのー!』


『人間の精神エネルギー。そんな吸収の仕方もあるのか……』

 と、ベイズ。


『ここはウチにどーんと任せて、皆撤退するんやで!』


『わかりました……たのみます青龍』


 疾風、コルデ、ベイズ、撤退。


 残された、青龍と、アーティファクト。ヴィドフニルと相対する。


『さぁ、怪獣大決戦といこうやないの? ヴィドフニルはん!(これ使うと、反動がやばいんや。とっとと決着つけるで)』


 巨大なブルードラゴンと、巨大な鶏怪獣、激突する。


 まさに大怪獣大決戦!


『うおおおおおおやでーッ!』


『ぐおおおおおおおーッ!』


 ×  ×  ×


 第8話「起動! 最強のヴィドフニル」


 エンディング&エンドロール。


□□□□■□□□□◆□□□□■□□□□◆


「これが第8話だ」

 と、俺。


「大変です! 疾風が負けちゃいました! カラスマ様」

 と、ルナリア


「カラスマ、疾風たちはどうなるの? 助かるのよね!」

 と、ガーネット。


「落ち着け、実はこのあとだな……」


「つづきを話したらもう! 口利いてあげないからね」

 と、ガーネット。


「カラスマ、お風呂シーンは、どうなってるのですか!」

 と、メイド長。


 知らないよそんなの!


「第9話をはやく見せなさい!」


「私も見たいですカラスマ様」


「カラスマ! お風呂のシーンは!」


「ごはん、ごはん」


 ……。


「よし、第9話を再生するぞ」

 

 そういうことになった。

 拙作はいかがだったでしょうか?

 続きは頑張って書きたいのですが、書く力を得続けるには、ポイントの力が必要です!!!


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 またブックマークがつくことが何より嬉しいです!! 


 ブックマーク! ポイント評価! なにとぞよろしくお願いいたします!!!

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