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第122話 【英雄武装】本田平八郎忠勝アーマー!

第122話 【英雄武装】本田平八郎忠勝アーマー!


 次の動画を見せる前に、ちょっとした実験を行う。


 ちぃネットを操作するガーネット。


「ちぃネット、エーテル体最大励起!」

 と、叫ぶガーネット。


 ちぃネットの体から鈍い光があふれ出す。


「ちぃネット! ジークフリートアーマー! 【英雄武装】、リンクアップ!!」


 しーん。


 何も起こらない。


 俺が動かすと、ちぃネットから漏れた光がジークフリートアーマーに伝播して、ジークフリートアーマーに命が宿るんだ。


 だが、ガーネットの操作では何も起こらない。


「ガーネット。一応聞くけど、ジークフリートって知らないよね? 地球のヨーロッパの神話の英雄なんだけど」


「聞いたこともないわ」


 そうか。やっぱ駄目か。原典を知ってないとイメージもなにも出来ないよな。


 続けてもう一つ鎧を試す。


 俺がこんなこともあろうかとシコシコ作っていたやつ。


「ちぃネット、エーテル体最大励起!」

 と、叫ぶガーネット。


 ちぃネットの体から鈍い光があふれ出す。


「ちぃネット! 本多平八郎忠勝アーマー! 【英雄武装】、リンクアップ!!」


 しーん。


 やっぱり、何も起こらない。


「ガーネット。本多忠勝って知らないよね? 日本の最強の戦国武将なんだけど……」


「だから知らないって!」


 そうか。やっぱ駄目か。日本の戦国時代の歴史とか知るわけもないよな。こいつ異世界人だし。


 最後にもう一つ鎧を試す。


「ガーネット、これを試してみて欲しい」


「え? これって?」


 ちぃネットの体に疾風の鎧、四式戦装甲を着せた。


 素体の形が結構違うんだけど、互換性を持たせるためにちょっと改造したのだ。


 名づけて四式戦ちぃネットだ。


 ガーネットが、ちぃネットに意識を集中する!


「いいかガーネット、俺が動かしてるのを毎日見てるよな? それをイメージして動かしてみてくれ」


「魔力経路エンゲージ! ちぃネット、四式戦装甲リンクアップ!」

 叫ぶガーネット。


 ちぃネットが着た鎧にガーネットの魔力が回り込む。鎧が鈍く光る。


 よし、いい感じだ!


「うーん!」


 念をこめるガーネット。


 その時ちぃネットの体が宙に浮いた。


 10センチくらい。


 ……。


 えっ、こんだけ?


「俺が疾風を飛ばすところを毎日見てるだろ? こいつは飛ぶものなんだ! 飛ぶイメージを強く持ってみてくれ!」


「そうは言うけど」

 と、ガーネット。


「私は未だに疾風が貴方を抱えて空を飛べるのが信じられないのよね……というか、羽ばたきもしないのに空を飛ぶって疾風は一体なんなの? 飛行魔法を使っているわけでもないし」


「そこかー」


 ガーネットはイメージできないというか、飛ぶイメージを固定観念で打ち消しちゃってる気がするな。


 次、ルナリア。


「魔力経路エンゲージ! ちぃネット、四式戦装甲リンクアップ!」

 と、叫ぶルナリア。


 ちぃネットが着た鎧にルナリアの魔力が回り込む。鎧がぼうっと明るく光る。


 よし、かなりいい感じだ!


 見た感じ、感覚だけど、持ってる魔力はルナリアのほうがでかそうだな。いわゆるHPとMPってヤツのMPの総量がでかいんだろな。


「ルナリア、そのままちぃネットを飛ばしてみてくれ!」


「はい! 飛びなさい、ちぃネット」


 ちぃネットの体が宙に浮き上がった。3メートルくらいの高さまで飛び上がる。


 続けて8の字を描いて飛ぶちぃネット。


 うん。


 飛んでる。


 確かに飛んでるんだけどこれ、


 ぱたぱたぱたぱたぱた……。


 背中の四式戦アーマーの戦闘機の主翼。


 それをまるで、小鳥か、昆虫か、あるいは妖精みたいにぱたぱた羽ばたかせて飛んでいる。


「違うー! 違うんだよルナリアー!」


「疾風はフェアリア型のゴウレムなんですよね? だからちぃネットも、フェアリアなのかなーって」


 と、ルナリア。


 フェアリアって妖精だったよな。


 こいつは、疾風と四式戦アーマーの飛ぶ原理を誤解している。というか完全に勘違いして理解している。(俺もなんとなく魔導エンジンとかふわっとしたイメージでしか考えてないけど)


 それでも飛ばせてるんだから、イメージする力はすごいんだろうが……。


「ガーネット、ルナリア。二人にはタブレットで、もう一回動画を見てもらう!」


「えっ、いいの!?」

 と、ガーネット。


「やったー!」

 と、ルナリア。


「ただし今回は、長いぞ」


「お話は、何てやつなの?」

 と、ガーネット。


「テレビアニメシリーズ、モノコックウェポンズ・フラウ MW:F。全12話だ!」


 長い鑑賞会の始まりだった。

 拙作はいかがだったでしょうか?

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