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第114話 チート能力もブームにゃ勝てない

第114話 チート能力もブームにゃ勝てない


「はいよー、アジシンシ!」


 ムトーさんにもらった6本足の馬型ゴウレム、名づけて、アジシンシ。


 この世界の名馬アジシンシから名前を貰った。


 でもゴウレムだから馬なのか? 名うまアジシンシ、じゃなくて、名ゴウレムアジシンシ?


 どうでもいいか。


 俺は御者台に乗って、アジシンシで馬車を引いている。


 馬車の中にはガーネット、ルナリア、メイド長、ハウが乗っている。


 馬車で移動とか貴族っぽいでしょ?


□□□□■□□□□◆□□□□■□□□□◆

 

 丘を下ってデニアの街へ。


 シズルとマズルに教えてもらった裏道を通ってアリーナへ向かう。


 ちょっと治安が悪いけど、疾風に、ガーネット(本物&小さいほう)、メイド長、ハウが居るから平気かな。


 バトルアリーナが見えてきた。


□□□□■□□□□◆□□□□■□□□□◆


 バトルアリーナ露店街。


 ついた。どうどう、アジシンシ。


「御前様、つきましたぜ!」

 と、御者っぽく馬車のドアを開けてやる俺。


 降りてくる御前様、ことガーネット。


 バトルアリーナの様子を見るなり……、


「な、なななな……」


 言葉を失った。


「なによこれはあああああああああああ!!!」


 驚くのも無理は無い。俺も最初は驚いた。


 でかいズーランの看板が、前後左右、東西南北、360度にひしめいてる。


 ほかにもズーランの等身大フィギュア。


 ズーランの1/1ポップ。


 ズーランのゆるキャラのきぐるみ。


 どこをみてもズーラン、かしこをみてもズーラン。


「なんなのよこれ!!」

 と、ガーネット。


「ズーラン様がいっぱいです!」

 と、ルナリア。


「バトルアリーナじゃ今ズーランブームが来てるんだよ」


 露店はウチの店以外みんなズーラングッズを売っていた。


「どうっスかズラ? こちらズーラン商会のタピオカミルクティーッスズラ!」

 と、釣り師フィッシャー。


「ズーラン焼きですよー…ズラ。餡子がたっぷり入っています…ズラ」

 と、奏刃のアルタ。


 ズーラン焼きはくまさんの顔の鯛焼きみたいなもんだ。


「おや、カラスマ? ズーラン焼きを買いにきたんですか? じゃなかった、ズラ」


「アルタにフィッシャー。お前らが真面目なのは好きだけど、律儀にその口調にしなくてもいいんじゃないの?」


「そういうわけにはいきません…ズラ。商会長様のお達しですので…ズラ」


「まぁいいや、5つ頂戴。中身はカスタードクリームで。あとタピオカミルクティーも5つね」


「3000エンになりますッスズラ。ありあとやんすッスズラー」

 

 ズーラン焼きとミルクティーを皆に配る俺。


「これ……美味しいじゃない」

 と、ガーネット。


「くまさん、あまくてふかふかしてます」

 と、ルナリア。


「はぁ、とにかくズーランの大ブームが来てるのはわかったわ」


「こんな状況じゃ、スカーレットグッズは売れないだろ?」


「そ、そうねぇ……」

 と、若干機嫌を取り戻す御前様。


「でも一体どうしてこんなことに……?」


「それはだなぁ……」


(次回に続く)

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