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第103話 モンスターハンティング! うさぎ編

第103話 モンスターハンティング! うさぎ編


『ケェェェー、イャン、イャン、イャン!』


 俺と、ムトーさんと、ハウは、空を飛んでいる。


 モンスターをハントするゲームに出てくる怪鳥モンスターの(中略)先生の背に乗っているのだ。正確にはそれを忠実に立体化したゴウレムに乗っているのだが。


 風を切って空を飛ぶ(中略)先生。


「まだかハウ?」


「わからん」

 と、ハウ。


 モンスター羽うさぎの実物を見るために、ハウの案内で生息地に向かっているのだが、わからんてお前それじゃ道案内にならないだろう。


 ハウは地図を広げ、それを指差す。渓谷を指差しているようだ。


 そして、前の方を指差した。


 渓谷が見えた。


「あそこみたいですね」


「よし、着陸しよう」


□□□□■□□□□◆□□□□■□□□□◆


 俺とムトーさん、ハウを乗せた(中略)先生は、渓谷に着陸する。


 そこには……。


 びゅん。びゅんびゅん。


 なんかが居た。


 びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。びゅん。びゅんびゅん。


 大量に居た。


 これうさぎか?


 白いうさぎの群れが耳をバタバタさせて空を飛んでいる。


「羽うさぎっていうからてっきり普通のうさぎかと思ったけど、飛ぶやつなんだねこれ」


「ジャンプ力もすさまじいですよアレ」


 俺の足元に羽うさぎが居たので、捕まえようと手を伸ばす。


 そのうさぎがジャンプして逃げた。


 一気に15メートルくらい飛んで逃げた。


「ひと飛びでマンションの屋上まで飛べるんじゃないですかねアレ」


「異世界だねぇ」


「ですねぇ、異世界」


 足元をすさまじい速さで走り抜けていくうさぎ。


 ホームを通過する通勤快速くらいのスピードが出てるのか、巻き起こる風がすごい。


「と……、とにかく、見て参考にするのに捕まえようか」

 と、布袋を用意するムトーさん。


「疾風を使います、任せてください」

 と、俺。


「ごはん」

 と、ハウ。


 まさかうさぎを食べたりしないよね?


 まあいいか、とにかく!


「いくぞ、疾風! 疾風、四式戦装甲、リンクアップ!」


 宙に浮いた疾風が、気迫のオーラを立ち上がらせる。


「発動機まわせー、エンジン点火!」


 疾風の推進器が唸りを上げる。


 全力を出さないと、疾風でも捕まえられないかもしれないな。


「疾風! 発進!」


□□□□■□□□□◆□□□□■□□□□◆


 ばすん。ばすんばすん。 


 羽うさぎを捕まえた布ぶくろがものすごい勢いで暴れている。


 にんじんを入れるとしばらくおとなしくなるからまた入れないとな。


 さて、制作のお手本、サンプルにする羽根うさぎは手に入ったので、次は材料。


 ドラゴンの鱗を手に入れる段取りなんだが……。


「この辺にドラゴンが居るのかハウ?」


「わからん」


 こいつ。道案内としては致命的に役に立たないな……。


□□□□■□□□□◆□□□□■□□□□◆


 村があったので、着陸してみる。


 あれー? なんか着陸前は上空から村人が沢山見えたんだけど、みんなどこに行っちゃったんだろう?


 気のせいかな。(中略)先生の姿を見て、走って逃げてたようにも見えたけど……。


「すみませーん、誰か居ませんかー?」


 お、出てきた。第一村人発見!


 なんか俺達を見てすごくおびえてるみたいだけど……。


「この辺にドラゴンが出るって聞いたんですけどー?」


「ドラゴンならそこにいるじゃないですか……」


 震えながら(中略)先生を指差す村人。


「あー、紛らわしくてすみません。これは僕が作ったドラゴン型のゴウレムですね」

 とムトーさん。


「そ、そうなんですか……」


「冒険者ギルドの冒険者の方ですか?」


「違います。原型師です」


「僕も原型師ですね」


「わからん」


「ああ、彼女は……なんだっけ、ああ、職業は警備員です」


「わからん」


「……そうですか」


 村人のエルフは残念そうにがっくりと肩を落とした。


「どうかしたんですか?」

 と、ムトーさん。


「ええ、実は……」


□□□□■□□□□◆□□□□■□□□□◆


 結論から言うとこの村の近くにドラゴンが住み着いて困っているという話だった。


 最初は羊や牛などをさらって食べているだけだったが、その被害がだんだんとエスカレートし、ついには若いエルフの女の子の生贄を差し出すようにと要求してきた。


 しかも色白巨乳な処女の女の子にかぎると。


 村人さんや、村長さんが教えてくれた。


「ドラゴンを退治するために、冒険者ギルドに退治を依頼したんです。有名なSランク冒険者の方が来てくださる約束だったのですが……」


「すっぽかされたのか」


 ひどいな、なんて奴だろう。


「ちなみに名前は?」


「ええ。『龍撃鞭のズーラン』様です。ドラゴン退治のエキスパートの方なのですが、最近大変な精神的ショックを受けられたとかで冒険者活動はしばらく無期限休止すると……」


「龍撃鞭のズーラン? それって確かカラスマくんが、こないだのバトル大会で倒し……」


「ムトーさん!」


「なんだいカラスマくん?」


「俺、ものすごくドラゴンが退治したい気分になりました! 処女厨のドラゴンとか許せません! すぐ倒しましょう!」


 そういうことになった。

 拙作はいかがだったでしょうか?

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