表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桜の舞う頃に  作者: 銀命
一年 一学期
9/79

移動教室  前編

6月



僕らの学校には移動教室という行事がある。正直僕には退屈でしかない。理由はお分かり頂けるだろう。

そう、江藤さんとクラスが違うからだ!

宿泊する時の班は男女別だからともかく、行動班は男女3人ずつの編成だ。つまり、もし江藤さんと同じクラスだったらとつい考えてしまうのだ。


しかし、いつまでも仮定の話をしている場合じゃない。こんな状況でどう江藤さんを観察するかを考えなくては。


まず、外ではよほどの事がない限り班行動は絶対だ。つまり、外で江藤さんの後をつける……見守ることはほぼ不可能だ。しかし、これはあくまで「ほぼ」だ。さて、ではどうするか。


ここで登場するのが大原だ。彼はなんと江藤さんと同じ班になったのだ。羨ましい。どうして大原何かが…

まぁ何はともあれ情報源は手に入ったのだ。後は同じ時間に同じ場所へ行けば良いだけだ。

情報を制した者が戰を制すのだ!

とは言っても自由行動は3日目の数時間だけなんだが。


さらに、移動教室には嬉しい特典がある。カメラの所持が認められているのだ。これで可能な限り江藤さんの写真を撮れるし、行動中は大原に撮ってもらえば良い。


そう大原に頼むと、


「えっ嫌だよ。電池残量減るし。」


などと言いやがった。だから行動班の時は僕のカメラを貸すことになった。

大原が軽く引いていた気がするが、気のせいだろう。うん。



そんなこんなで迎えた当日。

目的地まではクラスごとにバスで移動なので、既にカメラは渡してある。

事後学習とやらがあるらしいので、もう一台カメラは持ってきている。

自慢ではあるが、僕の家にはカメラはいっぱいあるのだ。だから撮ろうと思えばかなり本格的で高画質なカメラで江藤さんを撮ることが出来る。しかし、人に貸すのにあまり高いのはどうかと思い、仕方なく安いのに変えた。


バスに揺られること3時間。暇だったので寝ていた。そもそも最近は江藤さんの観察に忙しく、あまり寝ていないのだ。こんな時ぐらいゆっくり眠りたい。


突然飛び起きて隣の奴に驚かれた。夢の中で千里眼に目覚め、バスの中にいる江藤さんを発見出来たからなのは秘密だ。あーあ。夢か。



初日はすることは少ない。

ほとんどが移動に費やされるからだ。

移動が終わったら、食料の有り難みを知ろうということで、田植え体験だ。これは、全クラス同時というとても有難い企画だ。江藤さんを観察できる。

泥が付きつつも精一杯稲を植えようとする姿は此処でしか見れない貴重な瞬間だ。

ちなみに僕は最低限のみさっさと終わらせて、後は疲れて休憩している様子を装い観察していた。


それが終われば後は宿に向かい、終了だ。大原からカメラを受け取り、宿での食事の風景や、自由時間の風景を撮る。もちろん江藤さん入りで。

これは盗撮ではない。風景を撮っているだけだ。


そうして僕らは初日を終えた。


移動教室については調べたり、自分の修学旅行の記憶を元に書いております。

おかしな点など有ったとしてもそのままお見過ごし下さいませ。

あと、ちょっと不安なので書いておきます。

良い子は絶対に真似しないで下さい。

次回は後編です。次で終わるかな...

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ