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桜の舞う頃に  作者: 銀命
二年 一学期
68/79

恋愛相談

いやいやいや何やらかしちゃってんだよ僕。

例のあのこ・・・告白をした時にはちょうど江藤さんとの分かれ道だったからあんまり気まずくはならなかったから良いものの、あと数日クラスで顔を合わせるから若干しんどい。いやまぁ顔を合わせると言っても大体は僕が一方的に見惚れてた(観察してた)だけだから言う程しんどくは無かったりもするのだけど。観察はこれからもする予定だけど。確実にあれは振られるって。すぐ断るのは言いづらいから考えさせてって言っただけだよ絶対。

それにしても告白なんて言葉読む分には良いけど実際に自分の事として口にするには結構恥ずかしいな。


そんな事を考えつつからこれ15分程。体感時間で。

実際に時計を見ると短針が2つ進んでる。あれれー?おかしいなー?

ああもうさっきから現実逃避してばっかりだ。

流石にそろそろ現実を受け入れよう。でないと江藤さんにも失礼だ。ここは男らしくどーんと構えていよう。何事にも動じない感じで。例えるなら金剛力士像かな。それにしても告白って言葉は恥ずかしいな…



翌日。

昨日は日曜日だった訳だからつまりその翌日である今日は月曜日な訳で。要するに何が言いたいのかと言えば今日早速江藤さんと顔を合わせるんだよね。早速過ぎるだろう。せめて1日は置きたかった。

かと言ってそれだけで休むのは気が引ける。元々皆勤賞では無いのだけど。何かずる休みみたいで嫌だ。と言うかずる休みそのものだし。


そんな訳でトボトボと、と表現するのはちょっと状況が違うけどニュアンス的にはそんな感じで学校に向かっていた。あ、渋々とってのがぴったりか。

するといきなり体が前へと傾いた。人間の反射というのは凄いもので僕がその事を認識する頃にはもう右足が前へ出て体を支えていた。

流石の僕も何も無い所で躓いたりはしない。後ろから誰かに押されたのだ。逆に言えば物があったら躓く可能性は半々で有るのだけど。どうせ僕にそんな事をする奴は大原くらいのだろう。僕が恨みを買っていたというのもあるけど僕なんかに恨むような暇な人はいないだろう。そもそも恨まれる程関わる人も中々居ないし。


「うん、やっぱりお前か」

「ちょっと待て、やるなら確実に僕だと認識してやろうよ。もし知らない人だったらどうするのさ」

「んー?その時はその時だな。」


雑だな。それが三年生だったらと思うと僕には怖くて出来ない。まぁこいつなら先輩とでも仲良くなれそうだから問題無いのか。


「つーかあれ程嫌々学校に向かう奴なんかお前ぐらいだろうが」

「そう?他にも居そうだけど」

「まぁそれは良しとして。」


良しとするな。結構重要だぞ。


「何?江藤さんに振られた?」


……

よし、とっとと学校へ行こうっと。

いきなり核心を突く友達なんて僕は知らない。というかどんぴしゃ過ぎて恐い。


「おいおい、無視すんなよ。何時もルンルンで江藤さんに会いに行く奴がいきなり渋々になってたら大体予想はつくし。相談位なら乗るぞ?」


んー、こいつにってのがあんまり気に食わないけどまぁいいか。よく考えたらこういうの相談とかしたこと無いし。なんか中学生っぽい。


「ん、まぁ振られたってわけじゃ無いんだけどね。しばらく考えさせてくださいだって」

「ならまだ分からないじゃんか」

「いやいや、どうせ決まってるって」

「まだまだアピール期間だと思うけどな。むしろここからがチャンスってもんじゃ無いの?」

「そう…なの?」

「そうそう、今までの普通の動作もプラスに見られやすいし」


そうなのかな。少なくとも僕の意見よりは確実か。

なら信じていみるのも一興か。


「ま、頑張れってことで。俺用があるから先行くな」


そう言って大原は走って行った。

うーん、まだチャンスなの…かな。

久しぶりの大原の登場です。

彼が出てくると異様に会話ばかりになるんですよね。若干苦手です。

最近歩きスマホが問題とされてますが、あれは要は利用の仕方の問題ですよね。

皆様も歩き読書はともかく歩きスマホにはご注意下さい。

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