お宅訪問
四月もそろそろ終わろうかというこの時期。
あと数週間もすれば体育祭ということでクラスの、というより学校の雰囲気も少し興奮しているように思えた。
そんな時期であったが、今は四月である。
つまり春である。
春と聞いて皆さんが想像するのは何だろうか。
桜?入学式?
それらももちろんあるが、今僕が言いたいのは花粉だ。そう、花粉症だ。
さっきから鼻が止まらない...
おかしいな。今まで平気だったはずなのに。
幸いにも目は痒くなっていないのが救いだ。
というわけで今、マスクを着けて市販の予防薬を飲んで学校へと向かっている。完全装備だ。
目が残っているけど。それは用意できなかったから堪忍だ。
そこまできちんと対策したはずなんだけど...
「くしゅん。」
やっぱり鼻が止まらない。
ここまで来ると結構つらい。
まだ学校に着いたばかりだというのにもうポケットティッシュを一つ使い切ってしまった。
念のために多く持ってきておいて正解だった。
二日ほど経ったが、やはり鼻は止まらない。
しっかり予防薬も飲んだのに、だ。
さすがにこれ以上はつらいので病院に行くことにした。
花粉症の場合って何科に行けばいいんだろう?今までなったことが無かったからさっぱり分からない。
調べてみると鼻が止まらない場合は普通に耳鼻科でいいらしい。へー、普通すぎて逆に意外だ。
耳鼻科なら家の近くにあるから楽でよかった。
そんなわけで病院なう。
病院に来るのはだいぶ久しぶりなのだが、思ったよりも人が多いな。やはり皆さんも花粉なのだろうか。そう思うと急に親近感がわいてきた。というか平日でもここまで人って多いんだ。意外だ。
そんなことを思っているうちに僕の名前が呼ばれた。
先生にいくつか質問をされ、診てもらった。
「あー、これは花粉じゃなくて風邪ですね。薬出しておくので帰ったら飲んでおとなしく寝ていてくださいね。」
あっさり終わった。
というか花粉ですら無かった。
そして扱いがひどすぎる。いや、まぁ先生も忙しいのでしょうけれども。三分すら経っていないよ?カップラーメンすら作れないよ?
まぁいいや。
まさか花粉ではなく風邪だとは。ややこしい。
帰って熱を測ってみたら三十七度六分あった。どおりで頭がボーっとするわけだ。寝不足じゃなかったんだ。いや、それもあるか。
ちゃんと先生に言われたとおりに薬を飲んでそのまま寝ることにした。
次の日
目が覚めたらもう朝だった。
まだ頭がクラクラするなー。
あ、結局夜ごはん食べて無いや。
その時、お母さんが入ってきた。
「あ、カズ。起きたの。調子はどう?朝ご飯食べられる?今日は学校行けるの?」
そんな矢継ぎ早に言われても。
とりあえず学校は休むことにして、まずは朝ご飯を食べることにした。
風邪のせいか微妙に味が薄く感じる。
いつもよりも若干量の少ない朝ご飯を食べ、また寝ることにした。
「カズ―、お友達が来たわよ。」
そんなお母さんの声で目が覚めた。もう四時だった。
お友達?大原かな。でも大原だったらお母さん名前知っているだろうに。
扉を開けて入ってきたのは文芸部のメンバーだった。上条君はいないけど。
どうやら用事があるから先に帰ったらしい。
まぁどうでもいいけど。そういえば今日は活動日だったな。
それよりも肝心なのが江藤さんがいることだ。うん。
どうしよう。僕の部屋に江藤さんがいる。別に特別な意味は無いのだけれど、それだけでドキドキする。
ただでさえ高い体温がさらに高くなっているのが分かる。
この前片づけたばかりでよかった。もともと多くの物は無いのだけど。
机の奥の江藤さんファイルは見つからないよね。よね?
ちゃんと鍵も掛けてあるから大丈夫なはず。
何かさゆり先輩と話した気がするがよく覚えていない。
その後文芸部メンバーズがお茶を飲んで帰って行った。
結局何がしたかったんだろう。特に何もしなかったけど。
江藤さんに会えたから別にいいか。
そして次の日にはきちんと風邪も治っていた。
あともう一日ぐらいは休めるかと思ったのに...残念だ。
ちなみに大原は来なかった。薄情者め。
ちなみに私は目がかゆくなるタイプです。
皆様も花粉と風邪にお気をつけください。
それとこの時期は忙しくなり投稿が遅れがちとなります。
申し訳ございません。
あと遊園地編を大きく変更致しました。
よろしければそちらもどうぞ。
それではまた。




