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桜の舞う頃に  作者: 銀命
二年 一学期
56/79

困った新入生

今日は仮入部に来たあの二人が正式に部員となってから初めての部活である。

あっちの女の子の方はまだ良いとしても、男の子の方がな...

ちょっと関わりたくない。

自意識過剰というか、自分は何でも出来て、一番偉いと思っているタイプなのだろう。

そんなに何度も会ったわけではないが、人の第一印象は結構合っているらしい。

そもそも第一印象は会ってから始めの二秒で決まるらしい。そしてその印象はなかなか覆せないらしいから第一印象が大事だとよく言われるわけだ。

だからおそらく僕の印象もあながち間違えてはいないと思う。

ちなみに仮入部の生徒ですら彼ら以外に来なかったのだから、正式な新入部員もあの二人しかいない。

本当に文芸部って人気がないんだなと改めて思った。


そんなわけで現在も江藤さんの数メートル後ろを歩いているのだが、江藤さんさえ居なければ顔も見たくない。

せめてあの見下した目線くらいは何とかならないだろうか。

宮野先輩がいたらだいぶ変わりそうだけどな。

いや、そんなこと考えても仕方がないか。

取り敢えず考えるのは面倒臭いから止めよ。


そうして部室へと入ったのだが、まだ彼は来ていなかった。

まだ学活が終わってないのだろうか。

そう思ったが、三上さんは来ている。

ついこの間知ったのだが、上条君と三上さんは同じクラスらしい。

だから彼だけ来ていないのはおかしいのたが、まだ教室で何かやっているのだろう。

そう思っていつも通り書き始めた。



気がついたら一時間近く経っていた。

別に寝ていたわけではない。集中していただけだ。

最近割りとよくあるのだ。それだけ慣れてきたのかな。

まだまだ他のメンバーには敵わないけれど、初期に比べたらだいぶマシになったと思う。

ふと回りを見ると、まだ上条君は来ていなかった。

今日は休みなのだろうか。

そう思って三上さんが一区切り着いたところを見計らって聞いてみた。


「えっと...彼は早退しました。」


早退か。体調でも悪くなったのだろうか。

別に見舞いに行ったりはしないけど。


「いえ、そうでは無く...上条君はその、殴られまして...」


彼女が言うにはこうらしい。

ある生徒が学食を買うために並んでいると、そこに彼がやって来た。

彼はいつもの偉そうな態度でその生徒に退くように言った。きちんと回りに手下を引き連れて。

どうやらそれはいつもの事らしく、その生徒も揉めるだけ無駄だと思ったのか退いたのだ。

そこまでは回りもいつもの面倒なやつで済んだのだが、今日はいつもと違った。

そこに一人の生徒が通りかかった。

彼の名を遠藤大成(えんどうたいせい)という。

それはいいとして、その彼はちょっとした有名人らしい。

暴力的であると。

彼がその様子を聞き、上条君に掴みかかった。


「彼は先に並んでたんだ。お前も並ぶのが常識だろ。」

「常識?ハッ。何で僕が待たなければならない。」


こんな感じで言い合っていたが、しばらくして遠藤君が殴りかかった。

その結果二人とも今日は帰らされたらしい。

うん、全く同情の余地がない。

完全な自業自得だ。

むしろ遠藤君によくやったと言いたいくらいだ。

というか遠藤君は行動だけ見れば暴力的ではあるけど、理念自体は正義なんだろうな。

上条君とは相性は悪そうだな。

題名にだいぶ悩みました。

他の案としては「新入生、やらかす」「迷惑な新入生」などがありましたが、何か違うなと。


ちなみに上条君のイメージとしては某有名小説の○フォイ君です。

三上さんはハサミの出てくるアニメの少女ですね。これで分かった人は尊敬します。


何かカズの上条君への当たりがだいぶ酷いですね。

反省はしていません。


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