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桜の舞う頃に  作者: 銀命
二年 一学期
54/79

新入生

部活紹介が終わって数日。

僕はまだ見ぬ新入部員の事を考えながら部室へと向かった。


今日は部活紹介後で最初の部活である。

まだ入部届けは出せないはずだが仮入部する生徒はいるはずだ。

この前までは別に新入部員は要らないと思っていたが、いざ来るとなると楽しみにはなるから不思議だ。

まあ新たに最低一人は入らないと廃部になるからという理由もあるのだが。

それにしても僕も先輩と呼ばれるようになるのだろうか。なんか背中がむず痒い。


そんなことを考えながら部室のドアを開けると、そこにはいつも通りの風景が広がっていた。

つまり、三人。さゆり先輩と江藤さんと伊藤くん。

新入部員どころか仮入部生すら居なかった。

...いや、きっとまだ来ていないだけだろう。一人もいない訳があるまい。

何しろこの部活には江藤さんがいるのだから。

うん。僕が部活紹介の時に噛んだり止まったりしたのは関係ないはず。

ない・・・よね?

僕は少し不安になりつついつもの席へと向かった。


結局人は来なかった。

本当に僕のせいじゃあ無いよね?

せめて一人位は来て欲しかった。

まぁまだ来ないと決まったわけでも無いし。次があるし。

なんとなくだが次は来る気がした。


...でも僕の予感って結構外れるんだよなぁ。



そうしてやって来た木曜日。

嫌な予感を抱きつつ再び部室へと向かった。

僕がドアを開けると・・・

そこには四人の人がいた。さゆり先輩と、伊藤くんと、知らない生徒が二人いた。

やった。僕の予感が的中した。一体いつぶりだろう。軽く考えても四年は当たってない。

ちなみに四年前は明日は雨が降るという内容だった。嬉しくて覚えている。

そんなことを考えていると遅れてきた江藤さんがやって来た。

ちなみに彼女は今日は日直だったため僕より遅かった。普段は部室に向かう江藤さんの三メートル後ろを僕がついていっていたりする。

そうして全員が揃ったからか、さゆり先輩が二人を紹介した。


「こちらの彼は上条貴(かみじょうたかし)君。こっちの彼女は三上清子(みかみきよこ)さん。」


一条君は髪型は七三分けで表情も自信に満ち溢れているように思える。

どうしてだろう。物凄く小物感がする。

それに対して三上さんは長い髪を後ろで三つ編みにしてまとめている。態度も極度にびくびくしている様に思える。

見事に対称的な二人だ。

さゆり先輩に促されて二人が挨拶をした。


「上条貴だ。宜しく。」

「三上清子です。宜しくお願いします。」


うわー、なにこの天上天下唯我独尊を体現したかのような子。関わりたくない。

江藤さんの笑みも軽くひきつっている。よく見ないと分からないレベルだけど。

三上さんは普通にいい子だと思う。だいぶ怯えられているけど。

だけど様子をみる限りこれが普通なのだろう。

取り敢えず二人分のパソコンを立ち上げてゲストで入らせる。

そして書かせるのがこの部での体験入部生にやらせる内容だ。

というか他にやることが無い。

実質僕らと何ら変わらない。IDを持っているか否かぐらいだ。


だがこうして一年生を見ていると僕らが一年生だった頃を思い出す。

あの時は江藤さんの情報収集に必死だった。

そう考えると今はだいぶやり易くなった。クラスまで同じだし。

未だに帰るのは部活のある日以外別々だけど。


こうしてまた一日が過ぎた。

結局上条君は三百文字程度だけ書いていた。

そして三上さんは四千文字近く書いていた。

どこまで対称的なんだよ。



そして数日後。

二人は入部届けを出してきた。


ちなみに江藤さんのひきつり笑いはカズがよく見て分かるレベルです。

普通の人には絶対に分かりません。

それにしても新しい人物の登場って書きにくいですね。

どうしても説明文っぽくなってしまいます。

改善したいところです。

それではまた次回

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