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桜の舞う頃に  作者: 銀命
一年 三学期
43/79

三学期の始まり

今日からまた学校が始まった。

面倒臭い。

学校までの道のりが遠いよ...

正直大原が来なかったら行きたくなかった。いや、まあ来たからといって行きたくなかった気持ちは変わらないんだけどさ。

お母さんに歓迎されつつ家に上がってきた大原は碌に支度していなかった僕の代わりにテキパキと支度していき、あっという間につれ出された。

彼はいい母親になると思う。



登校中。

冬休み前に耳にした噂をふと思い出した僕はその真偽を確かめる事にした。


「そういやお前告って振られたんだって?」

「ん?いいや、違うぞ。」


何だ。どうやら噂はガセだったらしい。


「別に振られてはないぞ?一体誰がそんな事言ったんだ、縁起悪い。ってお前一人で行くなよ。」


こいつは我等の敵だった。

最近感じる余裕ぶった印象はそのせいか。勝手に感じてるだけだろうが。


「ったく、一人で先に行くなよ。」

「お前は彼女サンと一緒に行けばいいだろう。」

「いや、そうしたらお前今日学校来なかっただろうに。というかあんまり速く歩くと後で疲れて転ぶぞっと。」


リア充野郎(大原)が言い終わらないうちに僕の視界は地面へと近づいていき・・・

そこで僕の腕を大原が掴んだ。


「ん、ありがとう。」

「どういたしまして。だから言ったのに。今度から気を付けろよな。お前体力無いんだから。」

「そのうちね。」


そのとき、周りを歩いていた他の生徒が一瞬ざわついた気がした。

なんかデジャヴを感じるような...何だっけ。

まぁいいか。忘れてるってことは大したことではないだろうし。




放課後


僕は文芸部へと向かっていた。

別に今日は活動のある日ではないし、部長さんに呼び出されているわけでもない。

夏休みほどではないものの「冬休み何した?」などの会話が飛びかう中、誰にも話しかけられなかったことにちょぴり寂しさを覚えた僕は癒しを求めるために江藤さんを見に行った。するとどうやら江藤さんは部室の方へ行ったとの情報をゲット。

だから当然僕も向かっているだけだ。


でも新学期早々から部室なんかに向かって何をしているのだろうか。

一応普段から鍵はかかっておらず、パソコンのパスワードさえ知っていれば誰でもいじれるようにはなっているはずだが…

おっと、もう部室に着いた。

僕が何気なく扉を開けると、そこにはとてもゆりゆりとした風景が・・・なんてこともなく、普通に江藤さんがパソコンの前に座っていた。


「珍しいね。部活の日でもないのに来るなんて。」

「今日は授業も短いから時間が取れるし、それに期限まで時間が無いから。一応できてるけど、いろいろ手直ししたいところがあるし。」


期限・・・?

あっ、思い出した。

確か今月中にまた部誌の発行があるんだっけ。

うわー、すっかり忘れてた。

一応僕も出来てはいるよ。いるけどさ。あれはあまり出したくない。

だから冬休み中にプロットをもう一つぐらい考えておこうと思っていたのに、いろいろあって忘れてた。

どうしよう。

ええい、ままよ。

しょうがない。今から考えるか。

内容は日常系でいいかな。主人公は...



思考に没頭していると、気が付いたらもう江藤さんが帰る準備をしだしていた。

あわわわ。危ない危ない。

僕は急いで考えをまとめ、そして江藤さんと同様帰る準備をした。

冬休みの間会っていなかったのだ。わざわざこの機会を逃す必要もあるまい。

教室で誰も話しかけてくれなくてちょっぴり寂しかったのもあるけど。


こうしてまた、代わり映えのない一日が過ぎて行った。

最近読み直していると自分で恥ずかしくなってきます。

改めて見るともっとこうしたほうが良かったのではなどいろいろ思うところが出てくるものですね。

できるだけ面白いと思えるよう頑張りますので、ぜひお付き合いください。


さて、今回は題名にとても悩みました。

結局良いのが思いつかないままこの題名としました。

後でより合ったものが思いつけば変えるつもりです。

次回は発行準備の予定です。

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