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桜の舞う頃に  作者: 銀命
一年 二学期
33/79

スキー教室  その三

現地に着いたからと言ってもすぐに滑るわけではない。

まずは宿に荷物を持っていくのだ。

とはいっても二泊三日だからそんなに荷物は無いのだけれども。

しかしそれでもそれなりに重い。だから僕のを持っていくついでに江藤さんのも持っていこうかと思っていたんだけど・・・


「おー、カズ。いつまでそんなところに居るんだ?邪魔だぞ?」


忘れてた。僕には力が無いことを。そもそも学校までもっていくのだって普段は二十分のところを一時間かけて持って来たんだし。

そんな僕が人の分なんか持てる余裕は無いのだ。いくら江藤さんの為といえど無理だった。江藤さんの分だけだったら分からないけど。

ちなみに江藤さんは片手で軽く持っていた。夏の時と同じく必要最小限しか入っていないんだろうな...


そんな訳で結局僕の分の荷物の半分を部長さんが持ってくれていた。

想像と間逆?別に良いのだ。部長さんだし。言い出しっぺなんだし。使えるやつは親でも使えと言うだろう?それと同じことだ。


そうして十五分掛けてようやく運び終わったのだけれども、まだスキーにはたどり着かない。昼食が先になったのだ。天候が悪いとか何とかで。ちなみに先生方が僕の方を見ながら何か話していたり、外から楽しそうな声が聞こえるのは無視だ。きっと気のせいに違いない。疲れているのだろう。



そんなこんなでようやく滑ることになった。

僕としては滑りたくない...というより面倒臭い。もう疲れたよ、江藤さん...

原因は分かっている。分かり切っている。部長さんだ。無邪気などと言えば聞こえはいいが、要はひたすらのハイテンションなのだ。それがずっと僕に向かって構ってくるのだ。荷物を持ってくれてたのはありがたいと思う。しかし、その後も何かと纏わりついてくるし、それによって周りの目が痛い。


そもそも部長さんは黙っていればそれなりにまともな容姿をしているのだ。江藤さんには敵わないが。それに加えて家は相当な資産家ときている。そりゃ人目をひくわ。そんなのがクラスでは故意的ではないとはいえひたすら寡黙というか沈黙を貫いている僕に纏わりついているのだ。この人は僕の評判を落とすつもりなのだろうか。いまさら落ちるものなど無い気もするが。

素より体力と視線に耐えるだけの気力のない僕にはHPを削るには十分だ。もはやマイナスかも知れない。


その状況から天候が回復しないとのことで休憩時間となること三十分。ようやく天候が良くなったとのことで外へ出ることになった。未だに先生の僕を見る目が続いているのだが。

一応名目は「教室」だが実質はほとんど自由に近い。初めにその道の先生が軽く説明してくれ、その後は自由に滑り、聞きたいことがある人は各自先生に直接聞きに行く形式だ。

そんな状況で部長さんが僕らを逃がすわけがなく...

再び捕まりました。今度は伊藤君を道連れにして。

明けましておめでとうございます。

お久しぶりです。

年末年始はいろいろ忙しく、更新が遅れてしまいました。

もう少ししたらいつも通りに戻れると思います。

これからも宜しくお願いします。

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