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桜の舞う頃に  作者: 銀命
一年 一学期
3/79

部活決め

数日後



僕らは体育館にいた。

部活紹介というものがあったのだ。

全クラス合同の時間は江藤さんを見ることができるから嬉しい。

ちなみに入学式以降大原から色んな情報を貰ってる。あいつには一生頭が上がらない。

足は向けるけど。寝るときにわざわざあいつの事を考えるなんて面倒だし。というか普通に頭も上がるけど。


大原の情報や僕の観察した結果分かったことは彼女は休み時間などはほとんど本を読んでいる。僕が思うに今のところ彼女は文芸部に入る確率が高い。しかし、小学校の時は吹奏楽に入っていたらしい。だからきちんとした断言はまだ出来ない。


しかし、今日の説明会での反応を見ていれば少しは分かるのではないかと期待している。

ちなみに僕が今までの情報から推測するに、彼女が入るのは文化系。活動時間はあまり多くなく、毎日あるのはまず無い。部の雰囲気はあまり賑やかでないところではないかと思う。

これらの条件にあうのは文芸部、コンピュータ部、華道部、茶道部、天文部である。



さて、ここで今日の江藤さんを観察したいと思う。

髪型はいつも通り長い髪を下ろしている。大きな目を眠たげに半分閉じ、無表情。体育座りしている姿も美しく、もはや一種の芸術品と言っても過言ではない。うん、いつも通りの江藤さんだ。


この数日僕が観察していて気付いたことは、彼女は基本的には目を半分閉じているが、時々更に開く時がある。通常時の約1.5倍だ。おそらく彼女が興味を持っていることに関する時ではないだろうか。

その法則に従うと、彼女が興味をもった部は文芸部、華道部、そして意外なことにテニス部だった。



さて、ここまで絞れたのは良いがこの先はどうしよう。

そんなことを考えているときに、一つの制度の説明があった。部活見学である。

部活見学は事前に申請する必要が無いのでチェックは難しいが、逆に言えばどの部へ行くか分かれば後は楽だ。

今日はまだ無理だが明日から二週間の見学が可能だ。



そうと決まれば早速帰りに大原を脅す。


「明日から二週間、どの部へ行くかきっちり観察し、すぐさま僕に報告しろよ。」

「分かってるよ。お前すぐに睨むなよ、怖いんだから。」


思ったよりもあっさり協力してくれた。

と言うかもういろいろと情報は貰ってるから今更か。




二週間後



彼女は候補の三つの部の活動にそれぞれ二回ずつ出た。もちろん僕もある程度出たが、あまり被っては不審に思われるとの大原からのアドバイスがあった。だから僕はテニス部以外には出て、テニス部は外からさりげなく観察するだけに留めた。

はぁ、本日も彼女も凛々しくて綺麗だ・・・


そして結局彼女は文芸部に入った。

もちろん僕も彼女が入部届けを出すのを見届けてから入部届けを出した。


これで週に2日は確実に近くで観察できるぞやっほー!

何か書いていてそのうち主人公が盗撮とかしそうで怖いです。

でも観察力は素晴らしいですね。

にしても書いているとこちらが恥ずかしいのはどうしたら良いのでしょうか...

次回は部活動が始まります。

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