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桜の舞う頃に  作者: 銀命
一年 一学期
21/79

最終日

四日目


もう最終日だ。思ったよりも早かったな。江藤さんの観察も一日中行えたし。

それにしても疲れた四日だった。主に昨日のピクニックという名のハードな運動。あれはきつかった。

もう一度やりたいかと聞かれれば全力で否定する。あ、でもこのベッドは良かったな。このベッドだけ持ち帰れないかな。輸送で。

そんなことを考えながら習慣となった食堂へ向かうという行動を行う。



やった。ついに勝った。

僕が食堂につくと、そこには僕と部長さんを除くメンバーのみがいた。

ついに最終日に勝った。一勝一敗一引き分けだ。

そう思っていると、


「おーカズも起きてきたか。すまんすまん、ちょっと忘れものをして取りに言ってたわ。んで、今日はこのくじを引いてもらうぞ。最終日だからと言って手加減はないぞ。」


明らかに僕の方を見ながらどや顔で言ってきた。くっ、二敗か。ふっ普段の活動には僕の方が早いもん。

僕が心の中で言い返している間にみんなはもう引き終わったようだ。


「なんだ、カズ。反抗期か。負けたぐらいで反抗か。」


物凄くにやにやしながら言われた。しぶしぶ引きに向かう。

三本残っていた棒の中から真ん中を選ぶ。二日目と同じように割りばしではない。くっお金持ちめ。

引いた棒には「ミステリー、三人」と書かれていた。


「大体予想ついたやつもいるかもしれないが、今日はその引いたくじに書かれているジャンルで登場人物は書いてある人数までで書いてもらうぞ。いつも道り五千字な。食べ終わった奴から書き始めること。書き終わらなければ居残りだぞ。」


やはりにやにやしながら見てくる。絶対僕への嫌がらせだろ。僕が食べるのが遅いと知ってわざと食前に引かせたな。

まぁいい。だったら早く食べて早く書き終えて見せようではないか。



そう思った時期が僕にもありました。元ネタは某ボクシング漫画らしいけど、まさに今の僕の気持ちだ。

結局食べ終わるが一番最後になって急ぐあまり、先ほどから誤タイピングが多発しております。

実際もうみんな書き終わっているなか、僕はようやく半分書き終わったぐらいだ。

これ、大丈夫かな。


実際部長さんなら置いて行きかねない。さすがに運転手さんはいるだろうけど。

そう思うとより焦り、ミスが増える。

そもそもミステリーの三人とかストーリーの時点でかなり絞られる。というか唯でさえ書きづらいミステリーを三人のみの登場人物で書くとかだいぶきつい。食べながらストーリーを考え続けて四十分、ようやく思いついて書き始めるもすでに周りはとうに書き始めていた。

もはや部長さんのこの設定は部長さんの僕に対する苛めではないだろうか。

何となく予想はしていましたが、一話では収まりませんでした。

ちなみにあのくじと箱は部長さんの手作りです。

さてさて、合宿編は次回で終わるのでしょうか。

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