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桜の舞う頃に  作者: 銀命
一年 一学期
18/79

二日目  評論会

いつの間に寝てしまったのか、気がつくと辺りは赤く染まっていた。だいたい四時頃だろうか。情報を得るために辺りをよく見ると、隣に江藤さんが座っていた。

ベンチに腰を掛け、静かにただページを捲っている。それに加え夕日の光が降り注いでいて神々しいものを感じる。ひとつの芸術品だ。三分程だろうか、僕が眺めていると江藤さんが僕が起きたことに気がついたようだ。


「あっ起きたんだ。部長がカズが起きたら直ぐにホールに来いって。」


あれま、僕が寝ている間に召集令が掛かっていたようだ。もう少し江藤さんを眺めていたい気分だったが、部長さんの家にお邪魔になっているわけだし、怒られても困るので早く行こう。


「じゃ、行こうか。」


立ち上がって江藤さんに声を掛けてみた。反応は無かったけど。細かいことの積み重ねが大事なのだ。少しでもイメージアップをしなくては。さすがに手を差し伸べるなんてのは無理だったけど。

しかし、部長さん直々の招集令って何の用だろう。

寝ちゃったことのお叱りかな...



結果、そんなことはなかった。普通に本来の活動だった。つまり、執筆だ。

ただし、今日の執筆は完全なフィクションじゃない。みんなだいだい予想ついていたみたいだが、ペアの行動をできるだけ細かく書けとのことだ。

それだったら楽勝だ。普段から江藤さん観察日記をつけているからだ。しかも今日はいつも以上に堂々と見れたし、学校なんかよりもよっぽど行動していたから書く内容がたくさんある。書くことには困らない。

目を閉じれば今日一日の行動くらい余裕ではっきりと思い出せる。あとは細かく描写するだけだ。

そんなことで気が付けば一時間以上が経過していて、僕以外はほとんど終わっていた。残っていたのは言い出しっぺの部長さんだけだった。

うん、まあ相手が伊藤君だったからね。ほとんど動きが無かったのだろう。結局僕より二十分ほど遅れて終わっていた。


そして評論会もどき。

昨日と同じくお互いに読みあうわけだけど、部長さんの書いた伊藤君の行動内容がひたすら本のページをめくっていただけだった。むしろ、それが三枚ほど続いているだけなのに読んでいてそんなに飽きなかった部長さんの技量に驚きだ。

天才なのは知っていたが、まさかここまでとは。

しかし、不思議なのはずっと本を読んでいただけのはずの伊藤君が書いた部長さんの行動内容がとても具体的で七枚にわたって細かく、しかし読んでいて飽きないように書かれていた。

そして僕の江藤さんの行動記録だが・・・


「とても細かい点までかけていて、何があったのか目に浮かぶようでした。」

「細かく見ていてよかったと思う。正直細かすぎて気持ち悪い。」

「まあ良かったんじゃないか。ちょっと細かすぎるけど。」


全員が全員細かいと言ってきた。ペアの人は見ないというルールだったので、江藤さん本人からの意見は貰えなかったが。しかし、伊藤君には細かいとは言われたくない。大目に見ても伊藤君と同じぐらいの細かさだったはずだ。ってゆうか気持ち悪いってなんだ。江藤さんの行動なんだから喜べ。

なぜか僕のを見た部長さんも苦い顔をしていたが。まあ自分より細かかったからだろう。


こうして一日満足して眠りについた。

つこうとしたが、昼寝の影響か寝れなかった。


三日目には少しも入れませんでした。というかもう少し二日目は続きます。

最近忙しく、毎日の更新はきついです。

二日に一回、遅くても三日に一回は更新したいと思っています。

次回も二日目の続きです。


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