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桜の舞う頃に  作者: 銀命
一年 一学期
13/79

合宿が決まるまで

7月


今日で一学期は終了だ。

ちょっと前まではこの後の夏休みと呼ばれる期間が嫌だった。

理由は二つある。

一つは多くの方が経験しているであろう宿題だ。

僕は中間試験から分かるように勉強が得意というわけではない。事前に勉強していれば期末試験のようにある程度はできるのだが、あれは基本覚えるだけだからあまりできるうちに入らないと思う。

だから、小学校の時から夏休みの宿題というものは嫌いだった。

しかも中学校になると量がより多い。だから余計にやる気が起きない。


そして二つ目。こちらの方がより深刻だった。

そう、江藤さんに会えないのだ。二か月間も。

仕方がないからさりげなく予定を聞いて出かける日に家の前で観察しようとか勉強会と称して会うきっかけを作ろうかなどと考えていたが、杞憂だったようだ。

きっかけは三日前にできた。



三日前。

その日は一学期最後の部活動の日だった。

いつも道理一番最後に来た部長さんがこう言った。


「私は宇宙人だ!この星を侵略しに来た!」


いつもと同じく誰も反応しない。

もうお決まりとなっているが、部長さんがこんなセリフを言うときはたいてい何か思いついた時であり、あまり良いことである場合がほとんどだ。


「で、今度は何を思い付いたんですか?」


いつの間にか僕の役割となってしまっているこの役割。なんとなく断りたいが、部長さんがかまってアピールをしてくるのがうっとうしくて結局僕が聞くことになる。

それに、僕が聞かづとも結局は巻き込まれるのだから結果的には一緒だ。


「む...最近カズの扱いがひどい気がするぞ。まあいい。夏休みの間に合宿を行おうと思ってな。どうだ、部活っぽいだろ。」


合宿か...合宿!

それは、夏休み間の江藤さんの観察に悩んでいた僕にとってはとても魅力的な発言だった。


「いいですね、それ。やりましょう。」

「場所はどうするんですか」

「さゆりが反応する前にカズが反応するのは珍しいな。場所はまだ決めてないけど私んちでいいんじゃないか。許可もいらないし。」


副部長さんの名前はさゆりというらしい。初めて知った。そういや部長さんの名前もまだ知らなかったな。どうでもいいけど。

というか部長さんの家だと許可いらないのか。

部誌の発行の許可は取るくせに合宿の許可は面倒臭いのか。訳わからないな。


「まぁいいんじゃないですか。日付は?」

「八月の一日からの四日ほどでどうだ。」

「では決定ですね。参加できない人はいますか。」


誰も手を挙げない。つまり全員参加だ。全員といっても五人しかいないけど。

これによって夏休み中にも江藤さんと会えることが決まった。

それだけじゃない。江藤さんと一日過ごせるのだ。ほかのメンバーもいるけど、まぁそこまで問題じゃないだろう。大事なのは夏休み中でも会えることだ。これは何が何でも八月までに宿題を終えなくては。

あらすじなどを少々変えさせていただきました。

章をつけさせていただいたのですが、これは一年毎か学期毎かどちらが良いでしょうか。

思ったよりも合宿編は長くなりそうです。

私は合宿など行ったことがないので完全に想像になりますが。

次回は出発します。

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