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小さな足跡の記録  作者: こう
新たな恐怖 原因不明の不安

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信じて続ける日常

6月15日

退院の日を迎え、うちに連れて帰った侑也。

1ヶ月以上離れていたお家にも帰った途端にすぐに慣れた。 サークルについている鏡やおもちゃでご機嫌に遊んでいる。


翌日に妻の両親や弟が会いに来てくれたがノンビリお昼寝中の侑也を見て起こさずに帰ってしまった。

夜には僕の実家へ行き、退院したことを報告。

侑也も一生懸命に声を出しておしゃべりしていた。

きっと

「心配かけました。もう大丈夫です」

そんな報告をしていたのだろう。元気で明るい声だった。


さらに翌日、妻の両親が再度の来訪。

今度はしっかり起きていた侑也はみんなに抱っこされながら笑顔を返していた。


毎日ご機嫌で過ごす侑也を見ていると

「本当に気管切開や、喉頭気管分離術なんて必要なのか?」

そんな疑問がわいてくる。

こんなに自由に、表現豊かに成長していってくれている侑也を見て、今すぐそれらが必要だとはどうしても思えなかった。


吸引すれば、分泌物や痰が確かに引ける。

完全には取り切れないのか、すぐにゴロゴロいいだす事もある。

鼻からの吸引は侑也もすごく嫌がる。

それでも、これ以上何も失ってほしくない僕たちは、嫌がる手を払いのけながら吸引を繰り返す。


これが今の最善だと信じて…

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