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小さな足跡の記録  作者: こう
再出発

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元旦

投稿時間を間違えました。

ごめんなさい

本年も無事に迎えたお正月。


元日の朝は、家族三人でのんびりお寝坊して過ごす予定だった。

……が、侑也はいつも通り朝から元気!


6時に追加の栄養剤をあげた時には、もう起きていた。


「明けましておめでとう」


入院が長引いていた時には言えるかどうか分からなかった言葉が、今は穏やかに言える。


やはり、少々の心配ごとがあっても、我が家にいるというだけで落ち着く。

きっと妻もそうだと思う。そうだよね……?


年末年始の間は訪問看護師さんもお休み。

侑也のことは自分たちでやるしかない。


ただ、電話は通じるようで、相談程度ならできるらしい。使わないに越したことはないが、それでも安心材料のひとつだ。


昼からは僕の実家へ新年の挨拶に、

明日は妻の実家の親戚の集まりに参加と、慌ただしくなりそうだ。

だから午前中くらいは、のんびり過ごそう。

起きていた侑也を連れてリビングへ。


コタツに入りながら座椅子に座り、テレビの特番を眺めていると、

背中からドンと押される。侑也だ。

「僕と遊べ〜」と言わんばかりに転がって体当たりしてくる。

「やったな〜」と侑也の体をくすぐると、体をよじって大笑い。

寝返りも、そこからの戻りもだいぶ上手になった。

ハイハイをしたいのだろうか、寝返ったまま平泳ぎのような動きをしている。


一歳と五カ月。


普通の子よりはずいぶん遅れているかもしれないが、

侑也なりに周りに興味を持ち、できることを増やそうとしている。

どうすればできるかも、自分なりに試しているようだ。

それが何より愛おしい。


支えて立たせてみると、侑也はびっくりした顔でキョロキョロ。

視界が変わるのが不思議なのかもしれない。

最近のお気に入りの遊びだ。


一年前はまだ退院したてで、

管の入れ替えを親子で泣きながらやっていたのに——

今はこうして、穏やかに新年を迎えられる。



昼からはお出かけだ。そろそろ妻を起こさないと。




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