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笑顔が帰って来た日
退院してからの侑也は、元気いっぱいで順調だ。
退院の翌日から来られた訪問看護師さんにも、笑顔で
「久しぶり〜」
といった感じで手を振って挨拶していた。
両家の祖父母も遊びに来てくれて、侑也の元気な姿を見てくれた。
新しいおもちゃにも興味津々だ。
アン◯ンマンボンゴである。
色んな曲を鳴らせるし、太鼓部分がピカピカ光る。
最初は目を丸くしながら眺めていたが、曲に合わせて体を動かしてやったり、太鼓を叩かせてやると、大喜びで体を震わせて喜んでいた。
相変わらず、胃瘻からの注入は一日20時間。
管にずっとつながっている状態だが、それでも全力でゴロゴロ転がり、楽しんでいる。
頭を杭打ち機のように床に叩きつける遊びも相変わらない。
痛くないのかな?と心配になるが、本人は笑顔で楽しそうなので、まあいいか。
侑也の笑顔が帰ってきたことで、我が家も明るくなった。
このままずっと、明るい我が家が続くこと。
それが、僕の願いになった。




