6 頼ってほしくて
短いです。すみません( ߹꒳߹ )
カイル様の真相を知ったエリーゼは、カイル様を救いたいと思った。
幼い頃から愛など知らず、人を殺す道具としか思われてこなかった存在。
エリーゼも同じだった、
幼い頃に特別な治癒魔法を持っていると知らされてから周りからの好機な目に酷く苦しんでいた。
それはいい意味に捉えられるかもしれないが、
そうでは無い。
利用できる道具だと、殺さなければいけない存在だと、それぞれの視点から様々な考えが生まれ、それはエリーゼに普通の生き方をする道を許さなかった。
父母も彼女を愛してはくれなかった。
化け物を産んだと咎められる母達のストレスは全て私に降り注いだ。
誰かに…愛されたい。愛したい。
そんな時に出会ったのが、カイル様だった。
もし、私を愛してくれると言った言葉が、本当だったらどれだけ幸せなことか。
エリーゼがそう思った夜は何度もやってきた。
だから、カイル様にも私を殺して歪んだままの人生を送るのではなく、誰かを愛し、愛されることを知って欲しい。
エリーゼは強く思った。あわよくば、彼の愛する人が私であったらいいのに、とも。
そして、エリーゼは、決心した。
カイル様に全てを伝えよう。
死んでもいい。あなたに…もう一度殺されてもいい。
この思いが届かなくても、
あなたの未来を守りたい。
この世で1番大好きで大好きで憎いから。
エリーゼはカイルを家に招くと、
さっそく本題に取り掛かった。
「カイル様。あなたに伝えたいことがあります。」




