08 初心者講座 とりあえず対人編
初心者がゲームで簡単に強くなる方法というものを少しだけ考えたことがある。
正しい技術を強烈に印象に残る体験に添えて素早く記憶に定着させる――
つまりは成功体験を積ませるという手法が手っ取り早いと考えたが、そもそも初心者が成功体験を簡単に積めるか、という当たり前の課題にぶち当たった。
基本的にマツリカさんはゲームに慣れておらず、遊ぶセンスも培っていない。
しかし、がむしゃらに続ける根性、聞き分けの良さ、若干の情報収集力は備わっていると見た。
ゲーマーは基本的には自分で勝手に強くなっていくものだ。
他人に教えを乞うのは普通は壁にぶつかってから軽くでいい。
しかしあまりにもほったらかしにし過ぎだと自分でも感じるようになってきた。
○
病院のエントランスを出る頃にはもう日が暮れかかっていた。
ゲームをしたい。
ゲームをしたくて、本能が理性を押し潰さんともがいている。
丸一日かかった病院の検査では何も異常は見つからなかった。
毎回そうだ。時間を無駄に浪費しただけの結果になるのが、通例だった。
顔を合わせづらい主治医と知らない看護師たちに体の中も外も見尽くされ、あれをやれこれをやれと体力だったり知能だったり性格だったり多種多様の検査を施行される。
手間と時間と体力と精神の損耗にしかならないことを知りながら、定期的に私は病院の検査を受けに行かなければならない。
そんな嫌なことは、ゲームで戦って忘れるのが一番だ。
病院のエントランスを出てすぐに携帯回線を用いてBCDオンラインへとログイン。
帰宅するまでの時間を戦いに捧げる。
しかし試合に出る前に、待ち構えてたかのようにマツリカさんからメールが送られてくる。
『試合にはまあまあ勝てるようになったんですけど、全然活躍できてない気します。これはどういうことなんでしょうか』
マツリカさんは古い時代の人間の影響を受けているのか、わざわざ一通一通メールでのやり取りを利用する。これが地味に面倒くさい。
毎回メーラーを起動して返信して……というだけの作業がめんどくさいので、私はコミュニティを作りそのチャットルームにマツリカさんを招待した。
私はVRキーボードを叩いた。
『三すくみ意識してる?』
『騎士→戦士→魔術師→騎士、っていう強弱関係のことですよね? 勉強しました!』
『じゃあその上でスコアトップとか与ダメージトップとか取りたかったり?』
『できれば』
『騎士で与ダメトップは地味に難題だけど、まあ始めたてなら簡単でしょ』
ゲームをしたいが、一度も修行も訓練もつけてやってない。
ちょっとした会話で2つ3つばかりの初歩的なアドバイスを送っただけだ。
……私も戦いたいが、これ以上彼女をないがしろにできないだろう。
私は無理くりテンションを上げて発言した。
『と言うわけで! 弟子にしてから全然面倒みれなかったお詫びに特別メニュー考えたよ』
『本当ですか!?』
『とりあえず一対一技能だけを廃人レベルにまで上げようとおもったけど、その前にマツリカさんがどれだけ動けるか見たいから観戦投げて貰っていい?』
『VRで観戦ってなんですか? ……なんかちょっと怖い感じするんですけど……』
『OSのデフォ機能にあるでしょ人のプレイを観戦する機能。体の感覚を共有するガチなやつじゃなくて他人を背後霊に変えてゲーム観戦させるやつ』
VR機器の基本的な機能すら知らないマツリカさんの生まれ育ちを邪推しながら、来ない返信を待たずに連投する。
『ちょうど今の時間レーティングマッチが訓練場マップ40コストで開催してるから、装備は旅改で固定で何戦かやってもらっていい?』
入力を面倒くさがるゲーマーは『征旅の鎧改』という長い名称を『旅改』と略していた。
マツリカさんの学力の程度は定かではないが、普通に推論可能な略語だろうと私は説明もなしに口にした。
スラングを理解するのもゲームではそこそこ必要になる技能だ。
『ゲーム観戦の機能ありました! ではお願いします!』
師匠ってこういうことすればいいのかなと疑問に思いながら、私は始めての師弟関係の行方を考えていた。
○
このゲームで登場する『聖鎧』とは誰だろうと訓練すれば強力な力を使える超兵器だ。
中世風ゲームファンタジー世界で突如として開発された『聖鎧』は、従来の白兵戦及び遠戦の形を様変わりさせた。という設定である。
強力な魔術を使うのに特殊な血筋も才能もいらず、専用にセットされた兵装を切り替えることにより安定した戦力の確保を容易にした。
加護という存在によって装着者は怪物のような膂力を得、どんな構造物も魔力的にたやすく切断する量産型聖剣により、白兵戦では無類の強さを得た。
常時発生する再生魔術は装着者に高い防御力と生存力を、風魔術で推進力を得るエリアルブーストによって高い機動力と空を飛ぶ力までが与えられた。
何よりも重要な特徴が友軍及び司令部との通信魔法による連携と、魔力レーダーによる第三の目が与えられたことがである。
要するにファンタスティックなパワードスーツで戦うのがこのゲームの裏側の設定だ。
試合は10分の時間の中でより多くの得点を獲得したチームが勝利となる。
得点を入手する手段のほとんどは敵プレイヤーの撃破であり、撃破されたプレイヤーの装備のコストと同等の点数が入る。
他にも多少の得点入手手段はあるが、どちらが多くの敵を撃破することができたかでほぼ勝敗は決する。
視点移動速度調整やFOV調整、動作イメージの感度補正調整、テレポートやジャンプダッシュといったダイナミック空中高速移動、キャラクターの細かいマニュアル操作は廃人による人外魔境の発生につながるので実装されていない。
その結果、カジュアル層の大量流入に繋がったらしいが、それが真実かは神のみぞ知る。
BCDオンライン。
そのタイトルの意味は、スタッフのみぞ知る。
○
マツリカさんはストレスへの抵抗力というものが突出していると私は考えていた。
そうでなければ負け続けたまま何十戦もゲームを続けようなどとは思わないはずだ。
チュートリアルのガチャでゴミが出ただけで引退するプレイヤーもいることを考慮すれば、多少のストレスはどうということはないはずだ。
そう自分に言い聞かせて観戦を続けるが……。
実際にマツリカさんの戦いの様子を見ながら、彼女が抱えている問題点を洗い出す。
いや、洗い出すというのは間違いだ。
私の目から見れば洗い出す必要が無いほどに問題点だらけだ。
しかしいちいち指摘していたら口が足らないので言わないだけで、現状私はものすごく致命的な問題点だけを洗い出していた。
人に見られることになれていないのであろうと、ガチガチに緊張していたマツリカさんを一人用の練習モードで少し練習させることで、私の視線に慣れて貰おうと思ったが10分ほどの時間が経過しても緊張が解れることはなかった。
この手の緊張に特効薬は多くない。
そして手軽なのが無慈悲な実施訓練だ。
人間は順応する生き物なので、大量の人の視線にさらされている環境でも3戦くらいすればなれるだろうと私は高をくくっていた。
彼女が私の視線に慣れたのは、レーティングで3連敗したあとのことだった。
出撃から帰還した弟子は泣きそうに声を震わせた。
『頭のなかいっぱいいっぱいです……』
『なんか……ごめん。ここまで動けなくなるとは想定外だった』
『師匠の時間無駄にしちゃってごめんなさい……』
『いや時間なんか無限にあるからいいけど。どうする? 負けが重なる日は止めるのもアリだぞ?』
『続けます……!』
私も人に自分のプレイをネットで配信することがたまにあるが、緊張したのは最初2戦くらいで、マツリカさんもそれくらいで慣れるだろうと思ったのがそもそもの勘違いだった。
私が自主的に配信を始めたのに対して、マツリカさんは私の指示で始めたのだ。そこには天と地ほどの差がある。
また私が配信をし始めた頃にはすでに実力は円熟の境に入っており、初戦から華麗なる勝利の様子を出すことができたのがなお悪かった。
考える。
負ける姿を見られて、さらに動きが悪くなる悪循環が弟子の根っこにあるのだ。
胸を張ることのできる立派な勝ち姿ならば人の視線も好意的に受け止められるはずだ。
私は提案した。
『しゃーない、序盤から中盤まで俺が有利取れるところまで指示するから、まずは今落としたレート取り返そう』
『うぅ……わかりました……』
『基本的には難しいテクニックは使わないで、序盤の立ち回りと火球からの格闘のコンボだけで勝つようにするから、その準備だけはしておいて』
レートを取り返すこということに重きを置いて、まずは私の視線から意識を外す作戦を私は実行した。
○
作戦は大成功だった。
勝利だ。ゲームにおいて大概の悩みは勝利することによって解決される。
自軍有利な試合展開に心地いい緊張感と若干の余裕を表情に浮かべているマツリカさんは、初対面の時よりも機敏な動作で試合で戦いに興じていた。
こうなってしまえば無理にアドバイスすることもない。
存分に戦いの楽しさを味わって欲しいと思いながら、私はマツリカさんに話しかけた。
『マツリカさんって火球の偏差射撃うまいね。もうちょっと距離詰めて格闘当てられる射程圏まで踏み込んで行ければダメージもっと伸びるはず』
『わかりました! ……怖いけどやってみます!』
昂ぶっているマツリカさんの背中を見ながら私は試合展開を確認する。
背後霊といっても、両軍のスコアや味方の体力の残量、マップとレーダーなどは確認できるのだ。
私はほどほどの無駄口を叩いた。
『押す? 引く? どっち?』
『……押してみますっ!』
マツリカさんが若干だが切羽詰まった様子で応答する。
押す引くの判断など自分で勝手にするものであり、わざわざ人に聞かれて答えるようなものではない。
軽い無駄口を叩くのはマツリカさんの処理項目に負荷をかけるためだ。
今はほぼ戦術面の内容の軽い負荷である。
弟子をみれば難なく返事をしながら戦えていた。彼女のマルチタスクは優れているのかもしれない。
マツリカさんは今までよりも大胆に敵に接近する。
右手を敵に向ける。射撃魔法の構えだ。
敵も呼応してたマツリカさんに向かって手を伸ばす。
お互いセットしている魔法は【火球】。
それは魔法属性の射撃だ。右手の指輪に埋め込まれた魔石から放たれる。
中距離では見てから歩いてよけられない程度の、遅くも早くもない絶妙な弾速。
射程・威力はそこそこあり、歩行中の射撃が可能。
命中時に発生する爆風の当たり判定によって様々な当て方ができる。
弾数は困らない程度には多いが、再使用にはわずかな時間がかかり連射は効かない。
しかし命中すれば『ひるみ』の発生により相手の動きを数瞬止めることのできる、このゲームの基本中の基本となる武装だ。
先手をとったのは敵プレイヤーだった。
放たれた火の玉はギリギリ目で追うことのできる速度でこちらへと向かってくるが、一定の速度で歩いているマツリカさんを正確に捉えることはできず地面へと着弾した。
(積極的に攻撃の先当てを狙わないのはあとで直さないとな……)
また一つ問題点を見つけたところで、私は再びアドバイスをする。
『よし前進。相手が火球をまた撃てるようになるまで何秒かかかるからその前に距離詰めて攻撃当てよう』
『はいっ!』
マツリカさんはエリアルブースターを起動して一気に距離を詰めに掛かる。
接近を終えた彼女は敵の胴体に向かって火球を撃ち込んだ。命中する。相手の動きが一瞬止まる。
命中を確認したマツリカさんは剣を腰から引き抜いた。格闘攻撃の出番だ。
ゲーム内で振るわれる格闘攻撃は、剣を装備していない魔術師を除いて半分ほどの装備が光を放つ量産型の聖剣を装備している。
基本的には射撃武装よりも威力が高く、強格闘を敵に当てれば『ひるみ』よりも行動不能時間を長く取れる『転倒』状態を発生することのできる。
射撃と格闘の両方はたいてい連続での使用が不可能なので、射撃を終えたあとのクールタイムに格闘攻撃を狙うのがダメージを多く出すための基本的なテクニックだった。
ただ装備している剣を抜いて振り回しても相手にダメージは発生せずただサイリウムを振り回すだけの愉快な人の仲間になってしまう。
当たり判定が発生するのは弱格闘、中格闘、強格闘、と呼ばれる固有のモーションを持つ攻撃だけだ。この辺は他のゲームの勝手に体が動くタイプの剣術スキルとよく似ている。
征旅の鎧改が装備している量産型聖剣はリーチが長く、袈裟懸けを基本とするモーションによって攻撃範囲も広く、上級者から初心者まで愛用する基礎にして頂点の武器だ。
聖剣のリーチに敵の体を収めたマツリカは躊躇無く足で大きく踏み込み、右腕を振り上げ袈裟懸けに聖剣を振った。
強攻撃のモーションだ。
振り抜かれた聖剣は敵の頭部を叩き、体力が0になる。撃破。
〈敵を撃破しました!〉
『こんな感じですか!?』
『いいね、うまいよ』
私は嘘をついていた。
エリアルブーストに使うマナを全消費することにより、このゲームでは単発の緊急体術による攻撃を(例外を除いた)いかなる状況でも繰り出すことができる。
当たればひるみを生むことができるが、最も重要なのが格闘攻撃に対するカウンターであるパリィ、またはバックスタブだ。
パリィは格闘攻撃中の相手に緊急体術を当てることにより発動する。
パリィした側はそのモーションが終わるまで他者の攻撃を受け付けない無敵状態となり、相手に対し一方的にダメージを与えたうえで転倒状態にすることができる。
そのうえ緊急体術を使用するとブーストがマナ枯渇状態になるが、パリィが成功するとマナは全回復するという超当て得な行動。
基本的に取れれば圧倒的に有利なのがそれだ。
(今のパリィ取られるよな……)
痛い目を見ていないのに欠点をわざわざ指摘するのも興ざめだろう。
これはたかがゲームなのだ。
私は言いたかったことを完全に飲み込んだ。
興奮に呑まれているマツリカさんを眺めながら、私はレーダーを注視していた。
『マツリカさん、落ち着いて聞いて。剣はそのまま装備。火球には切り替えなくていい。レーダー目視、6時の方向にいる敵が味方に追われてこっちに来てるのわかる?』
『……っ、はいっ!』
『そっちの方向に後ろ歩きで合わせて。もう振り向いてる時間無いから。すれ違って敵が正面に来た瞬間に格闘当てよう。タイミングはこっちで教える』
有無を言わせない私の指示に、彼女は黙って賢所握ったまま後ろに歩き始める。
レーダー上の弟子と敵プレイヤーが近づく。
私はカウントを開始した。
『3、2、1――今! 振れ!』
『はい!』
彼女は左切り上げに剣を振るった。中攻撃のモーションだ。
剣の当たり判定に引っかかった敵の体力が底をつく。撃破だ。
見事なハイエナである。
『よしうまい』
『やった! 倒せました!』
『今のは苦肉の策で多用するようなテクニックじゃないから覚えないでもいいよ』
『そうなんですか?』
『正面の方向に火球撃って格闘ねじ込むのが一番強い。あと背中向けた敵が後ろから来るなんて状況ほとんど無いよねって』
マツリカさんは私の話に耳を傾けながらも警戒を続けていた。
『じゃあ敵一枚落ちたからマツリカさんは今フリーだ。どうする?』
『……あの味方が危ないです! 助けに行きます!』
『東にいくの?』
『ひ、東?』
『マップを俯瞰で見たときの東西南北。マツリカさんから見たら正面の方向が東』
試合は続いていく。
○
いつの間にかマツリカさんはFレートの中では十分な強さへと成長していた。
ほぼ私と雑談しながら戦った試合を終え、その白星に喜びを爆発させた。
『やったぁ! また勝てちゃいました! これでもう四連勝目です! 師匠のアドバイスがあるだけでこんなに勝てるなんて信じられないです!』
『喜んでもらえてうれしいよ。でも……』
『でも?』
『これって半分初心者狩りじゃね? って感想だ。初心者同士の戦いに俺が口出したら肩入れした方が勝つよねって』
私の指示を聞いて有利行動を取ることがあったマツリカさんの4試合は、どれもダブルスコアをつけての圧勝であった。
これ以上のアドバイス入りの戦闘は効果が無いと私は判断した。
『今ので3割くらいはマツリカさんの悪い癖直して知っておいた方がいいテクニックは教えたから、残りの7割はこれから時間かけて勉強しようか』
『今日これが始まる前に言ってた、一対一技能を上げるってのはやらないんですか?』
『タイマン技能のこと? やってもいいけど時間と疲労大丈夫?』
『大丈夫です!』
弟子はハキハキと受け答えをした。
困る。
『でもなー、ちょっと俺の予想と違ってたんだよね。普通の6vs6でタイマンの技能教えながら集団戦の勉強もしようと思ってたけど、実際に背後霊でマツリカさんの後ろにいたら、そんなの余裕なさそうで詰め込みすぎになるから無理だってなったんよ。実際いっぱいいっぱいだったでしょ?』
『それは、そうですが……』
『俺とタイマンで鍛えるっていうのも考えたけどつまらんだろうし、なんかいい方法無いかなって今考えてるんだよね』
問題なのは私の見立てが悪かったのと、マツリカさんが優秀だったことだ。
何にしろ人に教鞭を取るなんて初めてなので手探りで進めるしかない。
少しばかり考える時間が欲しいなと私が思っていると――
『私、それでもいいですよ……?』
弟子が小さな声でそう言った。
何かの聞き間違いかと思ったが、彼女は再び言った。
『師匠と一対一での戦い、やってみたいです』
『いや止めとけって! 俺手加減できないしマツリカさんも負けで詰まらない上につらい思いするぞ!』
『負けても経験だとおもいます! それに、師匠の強さを自分で感じてみて、私自身の力も試してみたいんです!』
目をらんらんと輝かせて弟子は私の胸に寄ってきた。
断りにくい……!
『一回だけだぞ!』
『えぇ一回だけですか!?』
『なんだ! 何回戦いたいんだ!』
『何回でもいいです!』
『よし分かった! そこまで言うなら今日だけでAレートでも使う人がほとんどいないゴミみたいなテクニックまで全部見せてあげよう』
断るのもめんどくさくなったので私は許可してしまった。
どうせいつかタイマンもやることになるのだ。
それに、強くなれるなら早いうちから強くなっておいた方がいい。
本人のモチベーションが高くなっている今を逃がすのはもったいない。
どうせ一度寝たらテンションは元に戻るのだ。どうせ下がるなら私の手で下げてしまっても変わらないだろう。
『マツリカさんが今持ってるやつで一番コストの高い装備ってなに?』
『【勇者の聖鎧】レベル1です。使ってみんなの足引っ張るの怖くて全然使ったことないですけど』
『もう勇者装備持ってるのか。ならそれ使って貰おう』
『はい!』
元気よく返事をする彼女に向かって、私はこう言った。
『つらくなったら、いつでもギブアップしてくれてもいいからな!』
○
そして、私とマツリカのハンデ有り手加減無し一対一の真剣勝負が幕を開け――
そして幕を下ろした。
〈試合結果〉
WIN 【プロト】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 720(撃破9) - 0(撃破0)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト60【急造型聖鎧】レベル1
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 560(撃破7) - 0(撃破0)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト50【征旅の鎧・改】レベル2
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 480(撃破6) - 0(撃破0)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト40【征旅の鎧・改】レベル1
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 480(撃破6) - 0(撃破0)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト30【征旅の鎧】レベル3
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 240(撃破3) - 60(撃破2)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト10【征旅の鎧】レベル1
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 120(撃破2) - 30(撃破3)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト10【征旅の鎧】レベル1
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 120(撃破2) - 20(撃破2)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト10【征旅・軽装型】レベル1
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 120(撃破2) - 20(撃破2)
WIN 【プロト】 使用装備 コスト10【征旅・魔術師仕様】レベル1
LOSE【マツリカ】 使用装備 コスト80【勇者の聖鎧】レベル1
SCOR 180(撃破3) - 10(撃破1)




