凛華編 #1
いやー。
ごめんなさい。
2
ドーラ曰く、この高校生活が始まったばっかりの4月は不安などで心の隙間ができやすいらしい。上手くいえば大量獲得になるんだが…と言っていたが、僕からすると3年間を耐えればいいだけなので多かろうが少なかろうがあまり関係ないことだ。
「ドーラって地獄にいたんだろ?どうやってこっちに住むんだ?」
突然、嫌な予感と父親が出張で舞島って所まで長期行くって言ってたこととお母さんもそれについて行くって言っていたことが重なって聞いてみた。
「もちろんですけど、神様の家にお泊まりしますね!」
「あっ(察し)」
うん。分かったよ。ハイハイわかったわかった。
取り敢えずその日は家に一緒に帰って父親の妹がたまに泊まりに来る部屋に泊めてあげた。
4/12
ドンっ!
「あっ!ごめんなさい!あれ?なーんだユーマか。」
「ん?あーリンか。僕で悪かったねー」
ドロドロドロドロドロドロドロドロ.......
ドーラの頭につけてるドクロ型の髪飾り的なのが点滅して何かを言った。
「神様、駆け魂の反応です。」
「駆け魂ってやっぱり名前は駆け魂だったのね。」
なんか察してたよ。ドロドロ言った瞬間分かったけど...。 .....なんであいつなんだよー。
確かにその場では気づかなかったが少し俯いて悩んでるようにしていたような気がする。
あいつの名前は小島凜華中一の頃から高一まで4年間同じクラス。バレー部に入ったらしいな。性格は明るくて、なんかうっさいイメージあるな。
ステータスはこんな感じか。うーん。あの人を恋に落とすって事だろ.......
無理ゲーだ。
嫌だって、あいつ好きな人いるとか聞いたことあるし、なんか僕あの人にあんま好かれてないし。ワンチャンギャルゲー的なパラメータで言えば好感度はほぼ皆無だぞ?!どうやって攻略すんねん。無理ねん。やばいねん。
いやー。でも、殺されるんでしょ。やだわー。まだ15年ちょっとしか生きてないのにやだわー。死にたくないわー。もう攻略するしかないでしょー?
というわけでいやいやスタートしました。攻略なんですけど、まず好感度パラメーターから少しずつあげていく感じで。僕は恋愛には奥手だからほぼ確実性を求める。メールや電話を使っていい感じにバランスを取らないといけない。
メールとかだけだとリアルで話しづらくなって詰む。少しずつでいいから仲良くしていこう。取り敢えず最低6月までにどうにかすれば死ぬことはない。よしこんな感じで始めていこう。
好評じゃなくても適当に進めていきます。
文法とかはごちゃごちゃだけどゴメンね。