王子様みたいなお姫様とお姫様みたいな王子様
ある国の王様は、とてもきちんとした性格で国はとても安定していました。
なので、誰も不満を言わず王様はたくさんの支持を得ていました。
でも、王様には子供がいませんでした。
自分がいなくなったあと、この国はどうなるのかと思うと、王様は不安でした。
ある日、国にとっても王様にとってもいい知らせが届きました。
お妃様が子供を身ごもられたのです。
王様は大喜びし、子供が生まれてくるのをとてもとても楽しみに待ちました。
しばらくたつと、お妃様は元気な王子様を生みました。
王様は王子様だときいて、もっともっと喜びました。
これで、自分がいなくなってもこの国は大丈夫だと思ったのです。
さっそく、王子様を抱こうと急いでお妃様のもとに駆けつけました。
すると、王子様の顔を見るなり王様は怒ってしまいました。
「姫のような顔をしている者を王子とは認めない!」
そうです、生まれた王子様はとても美しい顔立ちで、まるでお姫様のようでした。
王様は周りの反対を押し切って、王子様を塔に閉じ込めてしまいました。
王子様は毎日塔の中で、しくしく泣いていました。
ある国の隣の国の王様はとてもきちんとした性格で国はとても安定していました。
なので、誰も不満を言わず王様は完璧でした。
でも、王様には子供がいませんでした。
自分がいなくなったあと、この国はどうなるのかと思うと、王様は不安でした。
ある日、国にとっても王様にとってもいい知らせが届きました。
お妃様が子供を身ごもられたのです。
王様は大喜びし、子供が生まれてくるのをとてもとても楽しみに待ちました。
しばらくたつと、お妃様は元気なお姫様を生みました。
さっそく、お姫王子様を抱こうと急いでお妃様のもとに駆けつけました。
すると、お姫様の顔を見るなり王様は怒ってしまいました。
「王子のような顔をしている者を姫とは認めない!」
そうです、生まれたお姫様はとても凛々しい顔立ちで、まるで王子様のようでした。
王様は周りの反対を押し切って、お姫様を塔に閉じ込めてしまいました。
でも、お姫様は一回も泣かず自分を鍛えることに集中していました。
すると、ある日お姫様は門番を倒して、塔の中から脱出しました。
一人で黙々と歩き、自分が閉じ込められていたのと同じような塔が目の前にあらわれました。
お姫様は不思議に思い、塔をじっと見ていました。
すると、塔の窓から一人の女の子が顔を出しました。
その美しさに姫は思わず、美しいと口にだしてしまうほどでした。
すっかり目を奪われてしまった姫は、そこから動けずにいました。
すると、塔の中の女の子が姫に気が付きました。
姫を見ると、不安そうな顔をしながら少し笑いました。
姫は心も奪われてしまいました。
「君はどうしてそこにいるの?」
姫は問いました。
僕はお父様に閉じ込められたから、と女の子は答えました。
「私が出してあげようか」
姫のその言葉に女の子はとても驚きましたが、すぐに大きく首を縦に振りました。
一度、塔を脱出した身。誰かを救出するなど簡単で、すぐに女の子を塔から出してあげました。
女の子を手をひき、塔の近くにあった森に入っていきました。
しばらく逃げたあと、姫は一つの疑問を持ちました。
女の子なのに、自分のことを僕ということです。
「どうして、君は自分のことを僕というの?」
「どうして?僕は男だからだよ」
姫はとても驚きました。女の子だと思っていた子は男の子だったのです。
「君こそ、どうして自分のことを私というの?」
「私が女だから」
王子はとても驚きました。男の子だと思っていた子は女の子だったのです。
ですが、姫はその事実を喜び王子に求婚しました。
姫の申し出に驚きましたが、王子も姫のたくましさに一目ぼれしていました。
王子はそれを承諾し、二人は仲よく暮らすことにしました。
いくつかの月日が流れ、二人の耳にある噂が入ってきました。
それはそれぞれの国の王様が家来の話も聞かずに勝手に争いをはじめたということでした。
二人は心配し、とうとうお互いの国に行くことに決めました。
姫が国に帰っている途中に、戦争のせいで荒れ果ててしまった国を見てとても胸を痛めました。
そして、城の中に入り自分の父親である王様に会いに行きました。
王様は姫の姿を見て、とても怒りましたが、姫は争いをやめるように説得しようとしました。
ですが、王様は全く話を聞きません。
姫は仕方なく、王様を国から追放することにしました。
王様以外は誰も争いを望んでいなかったので、争いはすぐに終わりました。
ですが、国を治める人がいなくなり、国はまた混乱におちいりました。
姫は困りましたが、必ず戻ってくることを国民に約束し一度家に帰りました。
王子が国に帰っている途中に、争いのせいで荒れ果ててしまった国を見てとても胸を痛めました。
そして、城の中に入り自分の父親である王様に会いに行きました。
王様は王子の姿を見て、とても怒りましたが、王子は争いをやめるように説得しようとしました。
ですが、王様は全く話を聞きません。
王子は仕方なく、王様を国から追放することにしました。
王様意外は誰も争いを望んでいなかったので、争いはすぐに終わりました。
ですが、国を治める人がいなくなり、国はまた混乱におちいりました。
王子は困りましたが、必ず戻ってくることを国民に約束し一度家に帰りました。
争いを終わらせた二人は、住んでいた場所に帰りました。
久しぶりに会った二人は、お互いの無事をとても喜びました。
そして、お互いの国が無事に争いをやめたこと、王様を追放したこと
国を治める人がいないこと、必ず帰ると約束したことを伝えました。
二人は困りました。
国に帰り、自分が国を治めるとなると、二人が一緒に住むことはできません。
もう、二人楽しく仲よく住む日々はなくなってしまうのです。
かといって、国に帰らずここで一緒に住むと、国は混乱におちいったままです。
そのままにしておけば、国はまた争いをはじめるかもしれません。
それは困ります。
二人はたくさん考えました。
その結果、二人は答えを出しました。
そして、それぞれもう一度国に帰りました。
国に帰った姫を待ちわびていた国民は、姫の言葉を今か今かと待ちました。
国民の前に姿をあらわした
「私が王位を継承する」
待っていた姫の一言目に、国民はとても喜びました。
これで、国は安泰です。
ですが、姫はもう王子とは会えません。
これでいいのでしょうか。
国に帰った王子を待ちわびていた国民は、王子の言葉を今か今かと待ちました。
「僕が王位を継承するよ」
待っていた王子の一言目に、国民はとても喜びました。
これで、国は安泰です。
ですが、王子はもう姫とは会えません。
これでいいのでしょうか。
姫の言葉はそれで終わりではありませんでした。姫は続けて言いました。
「この国を治めるのは私だけではない。私の愛する者と共に暮らし、国を治め、皆を幸せにしていく」
国民は驚きましたが、姫の結婚に喜びました。
王子の言葉はそれで終わりではありませんでした。王子は続けて言いました。
「この国を治めるのは僕だけじゃない。僕の大好きな人と一緒に暮らし、国を治める」
国民は驚きましたが、王子の結婚に喜びました。
そう、二人はそれぞれの国を一つにし、二人も一緒に暮らすことにしたのです。
その後、二人は一緒に仲よく暮らし、国も治め、王とお妃となり、幸せに暮らしました。




