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病室 八月十六日 五時五分
「えーと、ん?、???もう一度言ってください」
黒葉 燐音は、病室で話をしていた。
「理解できないか? まあ当たり前か、もう一度言うぞ、この世には人間の他に人の言葉を話す生物があと二種族いる。鳥はいれるなよ、神様と天使だ」
「いや、そこじゃなくて」
「?」
どこぞの上司は一瞬硬直化するが、すぐ治り口を開く。
「俺の名前は~~~だ」
うまく聞き取れない
「あのー、うまく聞き取れないですけど、名前は~の後をもう一度言ってください」
「~~~だ」
「ふぇ?」
「覚えたか? では、話の続きをするぞ」
俺の返事を待たずに話を進めてしまう、謎の~~~さん