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レッドストーカー  作者: 超闇の皇帝(ハイパー・Darkempe)
第二章 異常な人間の物語........だ
13/19

5

 森 八月十五日 十一時五十九分


 残四は、森の中を歩いていた


「ちっ! 隠れやがったか、ここら一帯ぶち壊すか」

 そう言ったが思いとどまる


 いちよう裏の仕事なので目立つ事は避けるように言われている


 別にあの野郎の言う事なんかどうでもいいんだが給料が下がるのは困る


 あの肌の黒い男を探す方法を考えていると後ろから銃声が響いた


 反射的に後ろを振り返る

 残四の眉間に弾丸が当た................らない

 弾丸は残四の目の前でピタリと止まる


「なっ!?」

「なぁーに天使のくせに驚いてんだぁああ!! 背中から翼がはえてる野郎に驚かれたくなんかないんだがどなぁあ!!!!」


 そう言った瞬間、残四の前に発生した風の渦が黒い肌の男に襲いかかる


「いっだぁああああああああ!?」

 肌の黒い男は数メートル吹き飛ばされる


「おいおい、てめえ本当に天使かあ? 俺が戦った中でも最弱だぞ!!!」

 そう言いながら肌の黒い男に向かってゆっくりと歩きながら言う


「おい取引しねぇか、殺さないでやるからてめえらの目的を教えろ! なんでストーカーの手伝いなんかしてんだぁあ?」


 だが肌の黒い男は逃げる為に翼を広げ飛び立つ


「はっ!! 逃げられるとでも思ってんのかぁあ!!!」


 そう言い先程と同じように発生した風が肌の黒い男を襲う........................はずだったのだが


 突如上から降ってきた人間に当たる

 それは、残四の風を相殺するほどの勢いで降ってきた


 その人間は、叫び声を上げてもぞもぞと動きポケットから携帯を取り出すと動かなくなる


 肌の黒い男がいた方を見た...がいない

 残四は、迷ったがその人間を持ち上げる

 善意で助けるのでは無く言い訳の為に助ける


 天使を逃がしたのは、こいつを助けたからです


 とでも言えば給料は減らないだろう


 残四はふと近くあった、時計を見た

 よく壊れなかったな......と時計の耐久性に驚きながら見る


 十二時二分...と表示されている時計を................

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