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さて、次は……。

お久しぶりです。間が空いてしまい申し訳ないです。拙い文章ですが読んでくださっている方へ感謝を。


 ちゃぷん、ちゃぷん…。ぱちゃぱちゃ…。


「ねぇ~、アル〜、気持ちいいねぇ~…。」

「だねぇ〜、皆逆上せてないかい?」

「大丈夫〜、見てぇ〜、アル。浮いてるよ〜。」

「あはっ…!上手だねぇ…。」


シロガネがパシャパシャ泳ぎ、波立った水面にモモンガの仔が仰向けになり手足を広げ波に揺られながら浮いている。

(ははは…、板でポチッた餅巾着みたい…。)


 

 僕は今聖なる森の温泉に入っている。

…はぁ〜、気持ち良い〜……。


聖獣の仔達と次期精霊王の子を温泉で浄化するためだ。本人達は大丈夫って言ってたけど念の為ね。


あれから3日経ったが次期精霊王の子はずっと眠っていて目を覚さない。でも僕から離れない。僕っていうか僕の魔力からかな…。

どうしても離れなきゃいけない時は僕の魔力プールにちゃぷんと包んでいる。でも出来るだけ一緒にいてあげている。目を覚ました時1人だと淋しいからね。


いつ目を覚ますかなぁ…。




 僕達がチャコル伯爵領へ来てから早いもので1ヵ月経った。次期精霊王の子…、長いな…、次期精霊王だからもうジセイ君と呼んでおこう。ジセイ君を保護してからはチャコル領への魔獣被害は無くなり瘴気も拡大していない。穢れた土地もコザ君達と周って清めた。先日コザ君達は魔法陣に乗ってオルガナイト王国へと帰っていった。子供達が誇らしげにしていたのが印象的だった。


良かった。これからのあの子達の事は陛下がしっかり考えて下さるだろう。


ジェラルド様はチャコル伯爵から色々学んでいたりたまにサンガリア家騎士団長さんとロバート様の所へ転移してたり、色々忙しそうにしていた。

聖獣の仔達も安全になったチャコル領の人達と遊んだり食べ物を貰ったりと楽しそうにしていた。


…が、そろそろ帰ろうかなぁ…。きっとリリカル公爵の犯罪の証拠も積み上がり断罪の用意が出来ているだろうし。そして、生物学的父母についても同じだ。ギルやジェラルド様へと当主交代するだろうからそれを見守りたい。勿論、断罪も見届けたい。



「チャコル伯爵、この地はもう大丈夫でしょう。そろそろ我らはお暇させて頂きます。

勿論、何かあったら直ぐに連絡下さい。出来るだけ早く駆けつけますので。」


僕はアフターケアもバッチリな男ですから!


緊急連絡用のお手紙セットをそっとお渡しする。念の為皆が避難していた教会の結界は維持したまま何かあったら逃げ込めるようにしておこう。


「賢者様、この度は真にありがとうございます。おかげでこの土地を、領民を見捨てることなく生きていく事が出来ます。心からの感謝を。」

チャコル伯爵が僕の前に膝をつき頭を下げる。


待って!!それ、王様の前とかでやる最上級の礼のやつ!!それを僕にやっちゃ駄目だよ!!


僕は慌ててチャコル伯爵の手を取り、

「チャコル伯爵、僕のような若造にそのような過分な礼は不要です。僕はやりたい事しかやっていないのですから。その証拠にリリカル公爵家に来た人の依頼は全て断っておりました。」


だって皆自分の自尊心のために僕を見せ物にしようとしたり僕の力を見てやろうみたいな興味本位な人達ばかりだったからね!

勿論、散々馬鹿にして煽り倒してお断りしたよ!もしくは無視一択!!あの時の公爵や生物学的父や依頼人の顔ときたら……、もう…、おかしかったなぁ……!。


「…んん…」

ジルの合図でハッとした!

…いやいや、僕悪い顔してた?…そう?ジル的にアウトな顔だったようです…。反省反省……。


…気を取り直して…、

「なので良いのです。あの時の伯爵は格好良かったですよ。僕が理想とする為政者でした。この土地の領民はきっと貴方を誇らしく思っていることでしょうね。」

伯爵はちょっとびっくりした顔をした後、照れくさそうに笑った。




 その3日後、僕達はライデンの籠でオルガナイト王国へと帰った。

勿論、仲良くなった人達に挨拶して、チャコル領の郷土料理を堪能して、折角だからと観光もして、チャコル伯爵からたくさんのお土産を貰って、そのお返しに僕作のポーションや、なにやらをマジックポーチに詰めて渡して、美人だと評判の奥様とリアナ様にもお別れの挨拶をして、盛大にお見送りしてもらった。


皆良い人達で別れを惜しんでくれた。若干、一部僕よりも聖獣の仔達との別れをかなり本気で悲しんでいたけど……。リアナ様とか…。

駄目だよ、あげませんからね!誰一人として残さず皆連れて帰りますからね!!

でも聖獣の仔達の可愛さは万国共通だったなぁ…。



 ジセイ君はまだ目覚める気配はない。余程の深く傷付いたのだろう。

もう少し眠っていて欲しい。今から僕は君には見せられない事をするから…。両親が亡くなって悲しんでいるジセイ君に両親を断罪する所なんて見せられないからね…。



 オルガナイト王国に戻ったら僕は決着をつけよう……。


仕事が忙しくなり今までのように更新が難しくなります。更新速度は落ちますがまだまだ書きたいことはたくさんあるので気長にお待ち頂けると嬉しいです。

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