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震えが止まらない…。


 禁断の扉を開けてしまった…。

扉の先には天の国があった。

僕はもう扉を閉めることは出来ないだろう…。



 僕とシロガネはその後、小腹が空いたら黒い板でポチッとを繰り返しており、今僕達の目の前にはラーメンとギョーザとチャーハンという魅惑の食べ物が鎮座している。震える…。

僕はなんという罪深い食べ物をポチッてしまったんだろう。

精霊さん達は僕達を呆れて見ていたけど、僕がパフェという魅惑のデザートをポチッたら皆無言で食べてたよ…。


なんという…、なんて罪深い食べ物を神は僕に与えたのだろう…。罪深さに震える…。


 ちなみにこれは全て今日1日の出来事です。



 僕はこれを皆で楽しむ為にパーティーを開催しようと思う。なんて良い考え!

僕今冴えてる!無双状態…。震えるぅ…。


全てを食べきり帰宅する。ジル達にもお土産でギョーザとシュウマイというのをポチッてみた。


さすが僕、正解。皆大喜びだったよ。

僕達の生きている世界の料理じゃないのかなぁ…?

ジルも初めて食べる味だって。


 カーって一体何なんだろう…。




 ギルとウィル君とアレク君をパーティーにお誘いした。皆よろこんで〜!!と参加してくれる事になった。やったね!


皆の都合が合うのが3日後。それまでは僕とシロガネは皆のために味見をしないといけない。

皆のお口に合う更に美味しい物を求めて僕達は今日も食べようと思う。


…クフフ…。


 

 再び僕達はアミンの森へ来ていた。今日も狩って狩って狩りまくるぞ!!そしてそのお金で美味しい物を食べ尽くすぞ!!

「アル!今日もやろうね!!今日は何を食べよっかなぁ…!」

「アル!!僕達にも!昨日の甘いやつがまた食べたい!」

「任せて!!皆が好きな物を食べれるようにガンガン殺っていこう!!お金貯めるぞぅ!!」


皆の殺る気は今までに無い位最高潮だ。


殺ってやるぞ!!



 言葉通り、殺って殺って殺り尽くした。皆目を皿のようにして魔獣を探し出した。

さぁ、おフロに入って身を綺麗にしたらお待ちかねの食事だ。


「何にする?」

「昨日のラーメン!」

シロガネはラーメンが気に入ったようだ。しかし、

「シロガネ、ラーメンとは奥が深い物だよ。

見てみて。昨日食べたのは醤油ラーメン。他に味噌ラーメンと豚骨ラーメン、塩ラーメン、タンメンに担々麺、更には二郎系?何だろう…?分からないけどたくさんあるよ!」

「そんなにたくさん…?!凄いよ!食べけれるかなぁ!取りあえず今日は味噌ラーメンにしてみる!」

「アル!僕たちのも出して!昨日のやつ!」

「精霊さん達も。パフェも奥が深いよ、見て。

昨日のやつはフルーツパフェ。他にもチョコレートパフェ、イチゴパフェ、ヨーグルトパフェ、フルーツも色々選べるよ!アイスっていうのもあるよ!」

「そ…、そんなに…?!じゃあチョコレートパフェと、昨日とは違うフルーツが載ったパフェにする!!」


ポチると皆が無心で食べ始める。

僕は何にしようかなぁ…。昨日とは違うのにしてみよう!

よし、今日はこれにしてみよう!


ミートソースパスタとシーフードピザ。コーラ?っていう飲み物も飲んでみよう。

ポチッと…。



お…美味しい〜!!このミートソースパスタ。

ラーメンの麺とは違うみたい。細いもちもちした麺に細かいお肉が絡んでもう…絶品!何?この細かいチーズ?これがチーズ?僕の知ってるチーズと違うなぁ…。取りあえずこのチーズをかけてみる。

……絶っっ品〜!!チーズがまろやかさを連れてきた!

こっちは?シーフードピザ。海の幸?海って?

よく分からないけどこれも美味しい〜!これもチーズだ!サックサクな生地に濃厚なチーズがよく合う。

そして…この黒い飲み物…。ちょっとドキドキ…。

一口飲んで文字通り震える…。舌が…!舌がぁ…!

舌がビリビリするぅ!毒じゃないよね?!

これはちょっと置いておこう。

再びパスタ、ピザ、再びパスタ。もうエンドレスだね。止まらないよ。

ふと目についたコーラを飲んでみる。

あぁぁ…、舌がぁ…!


不思議な物で食べ続けているとどうしてもコーラが飲みたくなってくる時がある。ビリビリするんだけどさっぱりするんだよね。

これも魅惑の食べ物飲み物に決定だ。

手が止まらない…。


 それぞれおかわりをしながらお腹パンパンになるまで食べたのでした。






 

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