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未知の魔法だった


「バトじい〜!おはよう〜!今日はこの赤いーちご採っていい?そして、僕が洗ってみてもいい?」

「アル坊。おはようございます。

赤いーちごの収穫は良いですが、いーちごの水洗いは難しいですぞ。

あれは柔らかいから強い水量や、いーちご同士がぶつかるとすぐに傷になってしまいます。

まぁ、傷ついたらルイにジャムにしてもらえば良いでしょう。やってみますか?」

「うん、やってみたい!」


いやいや… 難しかったです。

半分位潰れちゃった…。

途中、水流を弱くしたり、洗う量を少なくしたりしたんだけどなぁ…。

ピマンは上手く洗えたから大丈夫だと思ったんだけどなぁ…。


 ルイが朝ごはんに呼びに来た。

「ごめんね、ルイ。赤いーちごこんなに潰しちゃったんだ。」

「あら!では、赤いーちごのジャムにしましょう。

私あれ大好きなんですよ。

アルぼっちゃまも一緒に作ってみますか?」

ジャムを作る約束をして、ルイと屋敷に入った。


午前中、ジルと身体強化の勉強もだいぶコツを掴んできた。

慣れると、うんと強化させるとナイフでも切れなくなるんだって!

ジルは僕に身を守る魔法を身に着けて欲しいそうだ。


 昼ご飯前に僕はルイと、赤いーちごジャムを作った。

びっくり…。あんなに砂糖って入ってるんだね。

煮て、消毒した瓶にジャムを入れたら完成!!

ツヤツヤして、美味しそう!


 最近身体強化の一環で、ずっと体に魔力を、巡らせているせいか、疲れにくくなった気がする。

昼寝をやめていんじゃないかとジルに聞いたら、疲れとは別に、小さい時は寝る事も大切だって言われた。

寝ると大きくなれますよ。

って言われたから、大人しく寝ることにします。

大きくなりたいもんね。


 今日の午後は、以前カーを設置してから1週間経ったから、カーを回収しに行く事になっている。

楽しみ!どの位貯まったかなぁ…!


 ジル、バトじい、僕で森へ入っていく。

身体強化のせいか、今回は最後まで自分歩けた。

カーは無事だった。

中に入り、黒い板を見てみる。

ふわぁ~!!た…貯まってるぅ!!

相変わらずこの森は怖いなぁ…。

でも、浄化されたのか、やっぱり空気は軽くなっている。でも、まだ浄化しきれていないのか、今も少しずつ貯まってる…。

瘴気って何なんだろうね…。


 まずは、装備で自動運転を購入してみよう。

よし、ポチッと。

帰りは自動運転で戻ってみよう。

何々…。

周辺地図が出てきた。黒い板を触ると、地図の範囲が広くなったり、狭いけど詳細な地図になったりした。

詳細や地図を見てみると、ここが屋敷かな?って所があったから、目的地に設定して、スタート。

カーが振動して、動き出した。

僕達3人共、びっくり!

3人で運転席の方へ行く。、本当に勝手に動いている…。触ってないのにハンドルが動いたり、大きな岩は避けて運転してくれているみたいだ。

はぁ〜…便利ぃ〜!

僕は安心して前方の席から離れ、後ろのソファに座った。

黒い板を触る。

今度は何を買おうかなぁ。

あ…。おフロやトイレもある。

でも、今のカーのLvだと推奨されていない。

Lvが上がって、カーが広くなったらオススメだって。

うーん。まだこれはいらないかなぁ…。

今は屋敷に住んでるし、屋敷を出る時に考えよう。

その他、太陽光発電?

うっかり内包魔力を使い果たして、カーが移動出来なくなっても、太陽の光をエネルギーに変えて、カーを動かせるんだって。

これは大事。

だって、動かせないだけじゃなく、隠蔽や、結界も効かなくなるんだって。

いずれは装備しておこう…。

他にはー……。はははっ!ウッドデッキなんて物もある。快適に過ごさせる気マンマンじゃないか!


色々、面白い装備がたくさんある。

見たことのない食べ物や、服もある。

すごいなぁ…。これ…。


 その中で、僕は見つけたんだ。

書籍の中にある、〝魔法陣魔法”。

これは今まで聞いたことのない魔法だった。

ちょっとお高いけど、購入してみよう。

ポチッと。

 テーブルの上に分厚い本が出てくる。

中を見ようと、手を伸ばすが、ちょうど屋敷へ着いたようだ。

畑と薬草園の間にカー止めて、屋敷へ入る。

購入した本は持ち出せるが試してみたが、問題なく持ち出せた。

これはゆっくり、部屋で読もう。

念の為、ジルに確認する。

「ねぇ、ジル。魔法陣魔法って知ってる?」

「いえ…聞いたことないですね。どのようなものなんですか?アル様が今持ってる本ですか?」

「まだ読んでないから、分からないんだ!

何か覚えたら、見せてあげるね!!」



 こうして、僕は魔法陣魔法と出会った。

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