父が子どもだった頃(どうしよう。かっこ内に書くことが思いつかない)
私自体はこの人を見たことはないよ!でも、白い服の髪の長い女って…2話目で書いたトイレで見た子と共通するね。…前書き書いてる今気が付いた…。
前回、妹が見た女の人の話しを書いた。
いつだったか思い出せないが、父も同じような人を子どもの頃に見たということを話しだしたのだ。
ちなみに父はこの話しの時点では幽霊など一切信じていない。
私が今住んでいる家は、同じ土地で家を建て直した、3軒目の家だ。
1軒目は祖父母の代で建てた家。2軒目は父母の代で建てた家。3軒目は父と私で建てたのだが、この話は1軒目の時の話しだ。
父が子どもだったので、当然私は姿形もない。当時、父は早くに祖父を亡くし、祖母と妹と6畳2間で暮らしていた…らしい。
父が一部屋で寝て、襖で仕切り祖母と妹で寝ていたとのことだった。
ある夜、父が寝ていると苦しくなり目を開けた。
するとそこには白い服を着た髪の長い女の人が体の上に乗っていたらしいのだ。
顔は見えなかったようなのだが、動けないやら怖いやらで、助けを求めようと必死で声を出そうとしたようだ。
つまりは金縛りである。
金縛りがとけた後、父は隣りの部屋でテレビを見ていた妹に今あったできごとを話したらしい。
「なんか呻いてるなぁと思った」
と叔母は言ったそうだ。
私も叔母から当時の話しを聞いたのだが、
「覚えてるよ。なんか兄ちゃんがうぅ…って言っててさ」
というようなことを言われた。
この時に見たのが、白い服、髪の長い女の人だったことから、父は私の妹が階段で見たあとに、
「俺も見たことある」
と言い出したのだ。
家を建て直す際、土地を清めるということをするはずだと思うのだが、建て直して2軒目でも同じような人を見ているという。
今のところその女性自体は家を新しくしてから見ていない。私の友達には、
「女の人、やっといなくなったのかね?」
なんて言われているが、どうなのだろう?
あまり深くは考えないようにしたい。