表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1歳児天使の異世界生活!  作者: 春爛漫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

46/207

家族の怨み

残酷な描写が有ります。注意してください。

読み飛ばしてもらっても構いません。

 サチは瞬間移動して赤点の側に飛んだ。


 男だ体格の良い。サチは能力で男を路地に引きずり込んだ。


 防音、周りから見えないように結界を張る。男を動けないようにした。


「何だ?誰かなんかしたのか?おい!誰か!?」


「おまえのこえに、こたえりゅもにょは、だりぇもいにゃい」


「な、何で赤ん坊が飛んでんだよ!お前でも良い。誰か呼んでくれ!」


「おまえはここかりゃでりゃりぇにゃい」


「何言ってんだよ!早くしろよ!」


「おまえはひとごりょしをした」


 男の身体がビクッとする。身に覚えがありすぎた。


「な、なんだよ、おまえ」


「つみをみにきざめ!」


「ぎゃあ!」


 男の逸物が引きちぎられた。それを男の目の前で燃やす。


「お、おれの、が」


 出血で死なないように、傷口を焼く。ジュっと音がして嫌な匂いが広がった。人肉を焼く匂いだ。


「ぎゃーー!!」


「おまえはてあしりょうほうあるにゃ。きじゃみがいがありしょうだ」


 右指の第一関節から切り落とす。落とした指は燃やす。次は第二関節を切り落とす。また、落とした指は燃やす。血溜まりが出来るが傷口を燃やして、また切る。


「ぎゃあ!いてぇよ、だれかたすけてくれ、ぎゃああ!」


 肩まで細切れになるまで指先から切った後は燃やし、左手も指先から薄く切っては燃やしを繰り返した。


 左手も肩まで無くした頃、男は穴という穴から液体を吹き出していた。気絶をして。まだ、両足が残っているのに。


 サチは男の頭に衝撃を与えた。男は呆然と目を覚ます。

 男の上半身を持ち上げて、足が見えるようにした。


 次は右足の先から刻んでいく。血溜まりが出来たら焼く。


 男が目を背けるのを許さずに全て見せつける。


「ぎゃっ!ぎょえ!あぎゃ!あ!あし!あしが!いてぇ!いてぇ!やめてく!ぎゃっ!たすけて!ぎゃ!」


「おまえはたすけたにょか?やめてと、たしゅけてといったぼしを」


「ゆるして!ぎゃあああ!あれはいら、いらいだった!ぎゃあ!」


 男の声が枯れた頃にやっと両足根本まで刻んで焼いた。止血も焼いてある。生命活動は維持してるので、なんとか生きている。さあ、次の獲物に行こう。全員同じ姿にしてあげる。


 血の後は焼いて、痕跡を消してから、次の獲物の元に移動する。もちろん刻んだ男も一緒だ。





「な、なにす!やめ!やめてく!ぎゃあああああ!!」


「おまえもこにょおとこと、いっしょににゃりゅにょ」


「ひぃぃぃい!やめてくれ!やめて!ぐあああ!」


 1番初めの男と同じように、逸物を引きちぎり焼いてから、指先から切り刻んでいく。悲鳴がうるさい。だが弔いだと思えば男達が苦しめば苦しむだけ、救われる気がする。能力を残酷に使うことだって躊躇いは無い。


「ぐああああ!いーー!いてぇ!やめて!くれ!ぎゃあああ」


 切られる刻まれる痛みに、火傷の痛み。休ませてなんてやらない。恨み、怨みが消えるまで。


「ぎゃー!あー!あー!う!あ!ぎゃああああ」






 6人の男を達磨にした。あと2人。いる場所は分かっている。あの店だ。


 店の中に入り、男2人に結界を張った。防音、姿が見え無いようにした。どうやって苦しめてやろうか?同じでいいか。


 結界を男が叩いている。その反対から結界の中に男達と入る。男が振り向いた。男の目の前には達磨になった男達と赤ん坊が浮いている。


 男は、男達2人は、副店主と御者は後ずさるが、結界で阻まれる。

 まずは御者だ。逸物を引きちぎる。御者が叫んだ。男達の目の前で焼く。消し炭になって空気に消えていった。2人の目が恐怖に染まる。赤ん坊は笑う。もっと怯えろ!もっと怖がれ!


 副店主の逸物も引きちぎる!炎で焼く。血が出ている場所も焼いてやる。悲鳴が響き渡る。


「にゃんで、くりゅしんでりゅか、こんにゃめにあうのかおしえてやろうか?こりょしたかりゃだよ。しょんげんをふみにじったかりゃ、こんにゃめにあう。こりょしたにゃ。おやこを。はじゅかしめたにゃぼしを!くりゅしめたにゃ、ちちおやを!」


「わ、わた、わたしじゃな、い。そ、そこ、そこの、おとこどもが、!ぎゃーー!」


 口答えする男の指を切り落としてやった。


 ふと、私の目に殺された親子が見える。


 憎い、苦しい、痛い、裂ける、やめてくれ、代わりに復讐をーー


 分かってる。悔しいよね。苦しかったよね。誰も助けてくれなかった。だから、男達もくるしめなきゃ。魂が天に帰れない。同じ場所には行かせない。怨みをはらすんだ。


「ぎゃあああああ!!!」



 ◇◇◇





 もう、夜だ。

 サチは身綺麗にしてから、ラズ達の元へ転移する。何処かの宿だ。


「サチ様!!!」


「サチ様、どうしたんだよ。こんな時間まで?」


「サチ様、心配したんだから!」


 三者三様にサチを心配してくれる。


「みんにゃ、ごめんにゃしゃい。でも、しにゃきゃいけにゃいことがあったにょ」


 ラズが恐る恐る抱きしめてくる。そんなラズを抱きしめ返す。ラズはビクッとしたが、涙がぽろぽろと溢れていく。


「りゃず、ごめんにゃしゃい。ごめんにゃしゃい」


「サチ様、サチ様はラズが要らないのですか?」


「いりましゅ。りゃずがたいしぇつだかりゃ、つりぇていかにゃかったんでしゅ」


「それでも、ぐずっ、ラズは、ぐずっ、一緒に行きたかったのです。ずずーっ」


「りゃず、りゃず、にゃきやんでくだしゃい。りゃず、おうちにいきましゅよ」


 おうちを出す。ラズがドアを潜る。礼拝堂をぬけて、お風呂場も通り過ぎてラズの部屋に行く。


 ベッドの上でラズに思いっきり抱きしめられる。


「サチ様が、ぐず、行く場所には、ずずっ、ラズもついて、ぐず、行きます!」


「りゃず、りゃず」


 疲れていたのだろう。ラズは同じことを言っていたが、涙と鼻水を垂らしたまま寝てしまった。


 サチはラズを綺麗にしてから、一緒に眠った。




 サチは夢を見た。久しぶりだ。夫と赤子の娘だ。幸せだった。家族が増えて、夫が笑って。


 だけど、次に帰って来た姿は変わり果てた夫の姿。泣いても娘がいる。気がおかしくなりそうだった。


 夫の実家には娘をよこせと言われ、それを断ったら家を追い出された。実家を頼り娘を育てて、なんとか自分の中で折り合いをつけた。


 夫はもういない。私の為に建ててくれた家も無い。


 娘が小学校に入る頃だったか、父親が心筋梗塞で倒れて、そのまま亡くなった。母親と悲しみに暮れた。

 娘が「じーじは?」と言うと涙が溢れた。私は悲しみから逃げるように働いた。娘が中学生の頃に母親が癌検診に引っかかった。調べたら、ステージ4だった。

 母親は家にいたがった。仕事を辞めて母親の側にいた。延命は母親の希望でしなかった。


 母親が亡くなって、初めて娘に母親らしいことをしてあげれるようになった。遅い親子生活だ。


 娘が大学を卒業して就職して余裕が出来て、健康診断に行ったら、即入院だと言われた。私も癌だった。娘と2人で呆然とした。癌になって分かった母親の気持ち。日常に帰りたい。延命はしなかった。


 最期は娘に看取られて幸せだった。








 男達の悲鳴が聞こえる。あの親子の為に必要だった。いや、私が許せなかった未来がある者の命をもて遊ぶなんて!


 後悔なんてしていない。するべき事をしたまでだ!




ーーさま、さちさま


「サチ様!起きられましたか?大丈夫ですか?うなされてましたよ」


「りゃず?」


「そうですよ。ラズです。お水を飲んでください。もう少し眠れますからね」


「うん、りゃず、ありがとう」


「サチ様のラズですから。どうぞ、おやすみください」


 私は誘われるように寝た。

 ラズは部屋を出てお風呂の前のソファに座った。

 ソファにはカイザーとエレナもいた。


「で、サチ様の様子はどうなんだよ」


「夢でうなされたようです。やっぱり心身に負担があるような事をしてきたんじゃ」


「明日、今日ね私が警備隊の所で聞いてくるわ。何があったか」


「よろしくお願いします」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ