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1歳児天使の異世界生活!  作者: 春爛漫
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一般常識 お金の価値 教会の仕事

 グラン・ディー先生は一般常識から教えてくれる。


 村には魔物が寄ってくると危ないから、時刻を知らせる鐘は鳴らないけど、教会がある場所に行けば教会の鐘を鳴らして時刻を知らせているらしい。


 1の鐘が朝6時 大体みんなが起きる時間らしい

 2の鐘が9時 役所や警備隊などが、本格的に動き出す時間

 3の鐘が12時 お昼ごはんの時間だね

 4の鐘が15時 これは村長が村に帰って行った時間

 5の鐘が18時 仕事終わりだよーの合図に使われるらしい。夜営業の店は例外。


 鐘の音はこれでおしまい。


 次は硬貨を教えてもらう。お金は各国にあるダンジョンが作っている?取れるらしく、人の手で作った物は偽金らしい。


 決して歪まないけど、高温で溶けるからお金が溢れたら資源として使ってもいいらしい。


 お金はこんな感じ。


 鉄貨  10円  1リン

 銅貨  100円  10リン

 大銅貨 1000円 100リン

 銀貨  1万円  1000リン

 大銀貨 10万円  1万リン

 金貨  100万円  10万リン

 大金貨 1000万円 100万リン

 ミスリル貨 1億円 1000万リン


 わかりやすいようなわかりにくいような。


 リンは少額の取引の時に使われるのが多いらしい。

 普通は貨で言うそうだ。まあ、人によりけりらしいけど。住んでる地域によって違うって。

 商売人はわかりやすく貨を使うようだ。


 あとは教会の役割。

 政治には基本的に口は出さないけど、神罰の対象になりそうな事や、権力者が人々に圧政を強いる時は教皇、枢機卿、大司教が国に進言するらしい。


 孤児の保護

 隣に孤児院がある教会が多いらしい。教会が孤児院を作って、その地の領主が経営費を支給するそうだ。


 教会の主な金銭の儲け方

 寄付 礼拝堂でお祈りする時にお気持ちをいただくらしい。

 あとは冠婚葬祭。

 成人15歳になると能力を授かるから大銀貨1枚・10万円を収めてもらって、成人の儀をするらしい。孤児は無料。

 結婚はお気持ちの金銭をいただいて貰ったお金により大司教以上か司教か司祭かが、夫婦になる儀式をするか決めるらしい。あら、赤裸々。「今1番高い金銭を積まれたらサチ様が儀式をするんですよ」って言われた。マジで?

 葬式は出張するらしい。平民1人大銀貨1枚、10万円だね。アンデットにならないように火葬するらしい。身分が高い人じゃ無い限りは司祭が行くようだ。


 祭・先祖を祀るとき。高位貴族以上に多いらしい。これも出張。だいたい司教が行くようだ。


 あとはアンデット退治の依頼があった時にふさわしい人を派遣したり、怪我や病気になった時の治癒院としての働きもあったりするらしい。


 助祭以上になる条件が神聖魔法を使えること。神聖魔法を使えないけど教会に勤めたい人は下男下女として、洗濯や料理や掃除など家事をするらしい。お給料は悪くないって。ちょっとホッとするね。


 教会の人も結婚できるって。よかったよかった。



 ちょっとトイレ休憩とお茶の時間。


 カモミールティーを出してみた。結構好みが分かれる味だけど私は好き。

 小さいティーカップを用意して自分用を出す。

 先生もラズもカモミールティー。「スッキリする」って好評だったよ。


 勉強の続き。

 職人や商人などの見習いになる場合には10歳以上からの登録が出来るらしい。まだ成長期だからそこまで働かさないし、貰える金銭も少ないらしいが、成人の15歳になってから正式に雇ってくれるらしい。村人なんかはあんまり関係ないけど、スキルによっては職業を変える人もいるみたい。


 あとは貴族学校が王都にあるらしい。


 平民の初等教育学校と専門教育学校はお金を払えば行けるようだ。


 この国の名前は、ハスパロン王国。

 今は結構、情勢が安定している大国の一つらしい。

 他にも大きい国があるのか。これは世界史も習わねば。


 種族は獣人とエルフとドワーフと妖精族がいる。


 この国は差別してないから、他の国から逃げてくる人がいるんだって。カモーンと迎え入れるらしい。


 食うに困る人には職業斡旋所に行けばどうにかなるから、健康で働いてない人は蔑視の対象になるみたい。欠損や病気で職業の幅が少ない人は働かなくても仕方ないと思われるそうだ。肩身は狭いらしいけど。


 人間働かなくて生きていきたいと思う時もあるよね。


 子供は人攫いに会うこともあるからなるべくは大人と出かけるらしい。犯罪者はどこにでもいるんだ。怖いね。


 私を保護してくれたのが村長でよかった。


 門の外に出る場合はなるべく護衛を連れて行くらしい。魔物に抵抗出来ない一般市民は常識のようだ。冒険者ギルドで依頼を出せるから、それを利用するみたい。


 ギルドはいろいろあるんだって。

 冒険者ギルドに商業ギルドが有名だけど、薬師ギルドや魔道具ギルド、料理人ギルドに職人ギルド。

 他にもあるらしいけど、このあたりを覚えておけばいいらしい。


 あとは、んー?と先生が悩んでる。


 はい!はーい!私は冒険者になれますか?


 多分、大司教の許しがあればなれると。そっかー。


 お昼の鐘が鳴ったから今日は終わりだって。先生、教材置いていっていいよ?


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