第3話
投稿遅くなってしまいました。。
頻度高いのは無理かもしれませんー…
私が属性確認を終えて一息ついていると
おおっとどよめきが起こった。
どうしたんだろう?
声の方を向いてみると、リズベルトさんが属性確認をしていた。
「モニアレアさん、リズベルトさんが光属性だったらしいわ。」
「まぁ、それは凄いわね。」
何が起こったかを伝えに来てくれた子は、明らかに棘の含んだ言い方をしてきた。
確かに、光属性でそれなりにフィルアさんとも
上手くいっていて愛嬌もあるリズベルトさんと
光属性で時期王妃として教育を受けただけで、
実際フィルアさんにも好かれてない私だと、
どちらが王妃に相応しいなんて一目瞭然だな。
でも、婚約者の座を譲れるなら譲ってあげたいな…
私だってあんな性格の人と婚約したくないわ。
「なら、モニアレアさんとリズベルトさんは魔力は同じという事?」
「それなら次期王妃はリズベルトさんも有り得るってことか?」
「馬鹿!聞こえたらどうすんだよ。」
ばっちり聞こえてます♡
せめて、もう少しボリューム下げてくれれば聞こえないと思うんだけどな…
自分の耳に入ってくるのは悪意のある言葉ばかり。
あーあ、早く授業終わってくれないかなー。
何とか授業を受け終わってぼーっとしていると
ベラリースさんがこちらに駆けてきた。
「モニアレアさん大丈夫ですか?」
「ええ、何でもないです。」
「それなら良いんですが。中庭でお話ししません?」
「それはいいわね!」
「喜んで頂いて何よりです。さあ行きましょうか」
ベラリースさんはニコッと微笑むと
私を急かすように歩き始めた。
私も置いてかれては堪らないので、
ベラリースさんと並んで歩き始めた。
中庭に着くと、ベラリースさんは脇目も振らず
東屋の椅子に腰掛けた。
ここの常連さんなのかな?
「さぁて、モニアレアさんのお話でもしますか?」
「ええ、お願い出来ます?」
「記憶を無くす前、モニアレアさんはフィルアさんにぞっこんだったのですよ」
「………え…
ほ、ほんとに言っていらして?」
「今聞くと馬鹿馬鹿らしくなるでしょ?」
「えぇ、ほんとに」
「周りかたら見てもそうだったのよ、相手も相手だし、みんな口には出さないけど。」
「そうだったのですね…」
「しかもそれだけじゃないの、」
「え?」
「フィルアさんの寵愛を一身に受けてるリズベルト
さんを妬んで嫌がらせばっかりしてたの。」
わお。記憶失う前の私どうしたの…。
頭が痛いな…。
「そ、そうなんですね…」
「そうなの。ものを隠したり、舞踏会でわざとドレスを汚したり、池に落としたり。」
「すごいですわね…」
「まだまだあるわよ!」
「大丈夫です!もういいです…」
「うふふふ。そうよね、ここら辺にしておきましょうか。」
「お話聞かせてくれてありがとうございました。」
「いえいえ、こちらこそ。」
にこっと笑ってお辞儀をすると痛む頭を抱えながら
私は中庭を後にした。
次回早く出せるように頑張ります。
誰かが読んでることを願って。。