表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢は記憶を失くす  作者: 鈴本 梨加
4/8

第3話

投稿遅くなってしまいました。。

頻度高いのは無理かもしれませんー…

私が属性確認を終えて一息ついていると

おおっとどよめきが起こった。


どうしたんだろう?

声の方を向いてみると、リズベルトさんが属性確認をしていた。


「モニアレアさん、リズベルトさんが光属性だったらしいわ。」

「まぁ、それは凄いわね。」


何が起こったかを伝えに来てくれた子は、明らかに棘の含んだ言い方をしてきた。


確かに、光属性でそれなりにフィルアさんとも

上手くいっていて愛嬌もあるリズベルトさんと

光属性で時期王妃として教育を受けただけで、

実際フィルアさんにも好かれてない私だと、

どちらが王妃に相応しいなんて一目瞭然だな。


でも、婚約者の座を譲れるなら譲ってあげたいな…

私だってあんな性格の人と婚約したくないわ。


「なら、モニアレアさんとリズベルトさんは魔力は同じという事?」

「それなら次期王妃はリズベルトさんも有り得るってことか?」

「馬鹿!聞こえたらどうすんだよ。」


ばっちり聞こえてます♡

せめて、もう少しボリューム下げてくれれば聞こえないと思うんだけどな…


自分の耳に入ってくるのは悪意のある言葉ばかり。

あーあ、早く授業終わってくれないかなー。


何とか授業を受け終わってぼーっとしていると

ベラリースさんがこちらに駆けてきた。


「モニアレアさん大丈夫ですか?」

「ええ、何でもないです。」

「それなら良いんですが。中庭でお話ししません?」

「それはいいわね!」

「喜んで頂いて何よりです。さあ行きましょうか」


ベラリースさんはニコッと微笑むと

私を急かすように歩き始めた。

私も置いてかれては堪らないので、

ベラリースさんと並んで歩き始めた。


中庭に着くと、ベラリースさんは脇目も振らず

東屋の椅子に腰掛けた。

ここの常連さんなのかな?


「さぁて、モニアレアさんのお話でもしますか?」

「ええ、お願い出来ます?」

「記憶を無くす前、モニアレアさんはフィルアさんにぞっこんだったのですよ」

「………え…

 ほ、ほんとに言っていらして?」

「今聞くと馬鹿馬鹿らしくなるでしょ?」

「えぇ、ほんとに」

「周りかたら見てもそうだったのよ、相手も相手だし、みんな口には出さないけど。」

「そうだったのですね…」

「しかもそれだけじゃないの、」

「え?」

「フィルアさんの寵愛を一身に受けてるリズベルト

さんを妬んで嫌がらせばっかりしてたの。」


わお。記憶失う前の私どうしたの…。

頭が痛いな…。


「そ、そうなんですね…」

「そうなの。ものを隠したり、舞踏会でわざとドレスを汚したり、池に落としたり。」

「すごいですわね…」

「まだまだあるわよ!」

「大丈夫です!もういいです…」

「うふふふ。そうよね、ここら辺にしておきましょうか。」

「お話聞かせてくれてありがとうございました。」

「いえいえ、こちらこそ。」


にこっと笑ってお辞儀をすると痛む頭を抱えながら

私は中庭を後にした。



次回早く出せるように頑張ります。

誰かが読んでることを願って。。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ