表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女になれたなら  作者: M・A・J・O
第一章 少女たちの願い(前編)
52/261

第52話 メインに向けて

「ふー……おなか、いっぱい……」

「あー……なんかもうこれで満足ですぅ……」


 真菜と緋依が、それぞれ幸せそうに零す。


「もう……メインは料理ってわけじゃないのに……」


 結衣が呆れながら言うと、せーちゃんも会話に入ってくる。


「まったく、だらしないわねぇ。これぐらいの料理いつも食べてるから私には造作もないけど」

「あ、あはは……せーちゃんと比べちゃダメでしょ」


 真菜と緋依はお腹がいっぱいで動けないと言っていたので、先にお母さんとせーちゃんと結衣の三人で温泉を堪能することにした。


「真菜ちゃんと緋依ちゃん大変だったみたいね」

「そうなんだよね……ついつい食べすぎちゃったみたいで……」


 お母さんはその時ちょうどお手洗いに行っていたので、二人の一部始終を見ていないのだ。


「まったく……これだから庶民は……」

「なんかせーちゃん最近セレブぶってきてるよね……」


 出会った時はそれほどでもなかった気が……と結衣が物思いにふけっていると、


「着いた……!」


 お母さんの甲高い声によって、その思考は掻き消された。

 目の前には『女』と書かれた暖簾が見える。


 さあ、ここからが本当に本当のメイン――温泉だ!

 結衣はそう息巻いて、扉を開けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ