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魔法少女になれたなら  作者: M・A・J・O
第一章 少女たちの願い(前編)

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第40話 天使の本当の目的

「うっ……ああああああああ!!」


 色々耐えられなくなったのか、天使は掲げた手を結衣の方に向けて光を放つ。

 結衣は待ってましたとばかりに身構える。

 だが――


「へ……?」


 天使が間抜けた声を出す。

 それは何故かというと、結衣の前に放たれた光が、突然消失したからだ。


「はあぁ……やっと終わったぁ……って、何間抜け面してるの?」

「へ……え? 何? 何が起こって――」


 天使は酷く困惑している様子。

 それが周りにも伝わってくるほどの混乱状態にある。

 見てて少し可哀想になってきたため、結衣は一応説明する。


「誰とは言えないけど力をもらったの。私が想像することで……違うな。想像するだけで、願うだけでそれが自分の力になる力を」


 その言葉に天使は目を剥き、とても信じられないと言う顔をしている天使に。

 結衣は苦笑して、続ける。


「――私が怒りに呑まれて我を忘れたんだと思ってたでしょ?」


 そうだ、と肯定するように天使はコクリと頷く。

 それを見て、まあ当然か……と、結衣は蚊帳の外にいたガーネットを見つけて言う。


「“唯一の武器”であるガーネットを放り投げたんだもんね。無理もないか」

「……私すら、利用して欺いたと――?」


 結衣が移動しながら放った言葉に、ガーネットが反応する。

 結衣はペロッと舌を出し、「ごめんね」と冗談っぽく笑う。


 そして――ネタバレをする。


「まあ、あの声は半信半疑だったけど……ただ願うだけで自分まで欺けるんだから、ほんとすごいよ」


 その結衣の言葉に、天使とガーネットは驚いた様子で呆然としている。


「えっ……??」

「ど、どういう意味ですか!?」


 天使とガーネットは、それぞれ疑問を口にした。

 その様子に、結衣はキョトンと目を丸くする。


「え? まさか――気付いてなかったの……?」


 結衣は困惑気味にそう言い、「気付いてるもんだと思ってた……」と呟いた。


「ま、まあいいや」


 ゴホン、と咳払い一つ。

 そして、さらに二人を混乱に巻き入れることを言い放つ。


「私、気づいちゃった。あなたの本当の目的」


 そう言って、結衣は天使を見ると。

 気付いてくれたの? とでも言いたげに、安堵の表情を浮かべていた――ように見えた。


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