表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女になれたなら  作者: M・A・J・O
第一章 少女たちの願い(前編)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

38/261

第38話 謎の声

 暗転した視界の中。

 意識が朦朧としたまま、結衣はただ声を聞く。


「結衣様! 結衣様!?」

「無駄ですよぉ。彼女の意識はもう目覚めることはないのです!」


 ガーネットは、心配するように結衣に声をかけるが。

 天使は気の抜けるような声で、ズバッと突拍子のないことを言い放つ。


 ――声は聴こえる。思考することもなんとかできる。

 しかし、身体を動かすことが出来ず、意識も保つことが難しくなってきた。

 その時――


「――力が欲しいか」


 唐突に――地獄の底から鳴り響いたのではと思わせる、野太い声が結衣に問う。


 脳内に直接語りかけてくるような……そんな声だった。

 現に、天使とガーネットは気付いていないようだから。


 結衣は唐突にかけられた声にどう反応したらいいか分からず、狼狽えた。

 しかし、そんな結衣を無視して“声”は続ける。


「お前の力、私なら存分に発揮させてやれるぞ?」


 ――心が揺れる。

 ……というかもう、結衣の心は決まっていた。


「……うん。お願い。あいつのこと――絶対に許せない!」


 怒りを滲ませて結衣が放った言葉に。

 声はニヤリと笑った気がした。


「よかろう。ならば望め。願え。強い自分を想像するがいい」


 言われて結衣はその通りにする。

 “強い自分の想像”――想像するだけで良いのかと思われそうだが。


「そう、それで良い。お前が願うだけでそれが魔力源となり、お前に力を与えてやれるのだ」


 心優しく、“声”が説明してくれる。

 だから結衣はその“声”に身を委ね、徐々に意識が覚醒していった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ