表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生された世界  作者: アイスティー
1/12

異世界転生してきた少女

さて予め書き込んでおくのですがワタクシ、アイスティーは小説家になろうのルールに疎いです。何せカクヨムの世界で生きてきた人間ですので。え?カクヨムでのルールにも疎いだろ、だって?仰る通りでございます。まぁそれは置いておいて、どれくらい疎いのかと言うとまずこの前書きにどんなことを書けばいいのか分からないくらい疎いです。なのでこうして読まれる方に注意喚起をば、と思い書き起こしております。


それではここから先は上記の通り、注意喚起となります。


まず、なろう素人ですので読みづらい部分が多々あるかと思います。なので心優しい方がいらっしゃるようでしたら、読みづらい部分を指摘していただけるとこの上ないほどありがたいです。


次にそもの話、カクヨムにおいてもルーキーな存在の私ですので稚拙な文で書かれていますことをご了承ください。


以上のことを許容出来る寛大なお方はどうぞ物語を楽しんでいってくださいませ。



ps.これが思ってたのと違う場所に書かれていたらとっても恥ずかしい。

「おばちゃん、これ今日の宿代ね」


「はいよ! 今日は何時頃に帰ってくるんだい?」


「うーん………多分七時辺りになると思います」


「そうかい、それじゃ行ってらっしゃい!」


 宿屋のおばちゃんに見送られて宿を出るとすぐそこに肩にかかる程度の長さをした黒髪の少女がいた。


「おはようございます! 今日もいい天気ですね!」


「おはよう、準備は万端みたいだな……それじゃ行くか」


 このの名前は向日むこうび 朝日あさひ、元々彼女はここではない世界にいたらしく、トラックとかいう乗り物に轢かれて命を落としたのだが目を覚ますとこちらの世界に来ていたそうだ。会った当時はただの高校生とか秀でた才能はない、とかさっさと元いた場所に戻せだとかわめいていたがある程度時間の経った今はどうにかこの世界に馴染めている。


 さて、自己紹介が遅れてしまったな。朝日の隣を歩く茶髪の男こそこの俺、ナフト=ムーナである。かつては勇者として名を馳せたがそれは一年前の話、現在勇者の称号を思うがままにしているのは一般女子高校生(本人談)の朝日である。

 朝日は出会ってから色々と俺の度肝どぎもを抜いてきた。魔法を知らないと言うから初級魔法を教えたら一般的な魔法使いを圧倒するほどの大火球を作り出すし、その華奢きゃしゃな腕からは想像出来ないような腕力も持ち合わせていた。努力家だとか天才肌だとかそういう話じゃない。なんて言うか………普通の人はコツコツ努力して何かを完成させるけど朝日の場合は誰かに完成品を押し付けられた、そんな感じだった。その特徴故に呑気なフリしてどんな剣豪もあっさりと抜き去ったし、どんな魔法使いも容易く震え上がらせた。俺だって今はまだ互角程度の勝負が出来るだろうが朝日がほんの少し経験を積んだらあっという間に手に負えなくなる筈だ。俺はそれに恐怖した。その成長速度に、ではない。

 例えばの話をしよう、もし朝日が我儘に災害(ちから)を振り撒くようなやつになったら? そうなったとき止められる人がいなかったら、誰が朝日を止める? どうしたら守ることが出来る? そんな最悪の事態を未然に防ぐために俺は朝日にお供することにした。周りからは『現勇者に縋り付く無職』やら『過去の栄光を捨てられない愚か者』だとか言われているがそんな悪評は気にしない。その程度の悪評で救えるのなら評判など安いものだ。


 さて、話は変わり今は宿から歩いたところにある小さな村へ向かっている。昔お世話になった高名な賢者からお呼びがかかっているのだ。現勇者だけでなくお前も来いと。お世話になった人から呼ばれたのだから当然行くのだがどうも凄く嫌な予感がしてならない。杞憂に終わるのならいいんだが………。


「あっ! ナフトさん! アレがその村じゃないですか!? ひゃ〜ホントにゲームとか漫画みたい〜!」


「ゲームとか漫画がどんな物かは知らないが確かにアレが目的の村だな、はしゃぐのもいいが賢者はすっっっごい怖いからな? 無闇に怒らせないように気をつけろよ」


「…………私急にお腹痛くなってきたから先行ってて下さい、大丈夫です、すぐ行くんで」


「安心しろ、トイレなら村にちゃんとある、ほら行くぞ」


「い〜〜や〜〜で〜〜す〜〜!」


 そう言ってしゃがみ込んだ朝日を半ば強引に引っ張りながら俺は村へ入った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ