愛に溺れて…
私は榊 由美奈。
何不自由なく平凡に過ごしてきた。
親に欲しいものも買ってもらって、友達にも囲まれて楽しい日常を送ってた。
しかし…
中学一年生になったころから、何となくエッチなことも学び出して、好奇心旺盛な私は男の子を意識しだす。
少しずつ好奇心さは悪化して…
いろんな同級生とキスをしたりして…
『ねぇ 触らせてよ』
『エッチしたい』
『初体験してみたくね?』
たまらなく
私でいいんだ。私でも愛される…
という自己認証欲求は深まる
『セフレにならない?』
『見せてよ』
そんな言葉を求め出した私は、どんどん愛されたいと思うようになった。
"他にもっと私を気持ちよくさせてくれる人はいないの…?"
そう思うようになった私は、ネットでも探し出した。
ある時、男から
『ねぇ今から会える?』
と言われた私は夜中にも関わらず、
『会えるよ!』
と言った。
家をこっそり抜け出した。
両親にバレないように布団には毛布をくるめて私が寝ているように見せた。
車で迎えにきた男は私が乗った瞬間、肩を抱き寄せ、力強くキスをしてきた。
その時、男の口からは甘いアルコールの匂い…
そのまま誰もいない駐車場へ行き、男に抱き寄せられる
男の唇は、私の唇から少しずつ下がり
首筋、胸元、胸、お腹…
スカートの中へ手を入れ…
同級生とした時のエッチより何倍もゾワゾワした
私は恥ずかしかったけれど、抱き寄せられる男の体に安堵した。
もっと触れたい
もっと愛して
あなたが欲しい
何もかも忘れて、車の中で
二人の世界に夢中になった
激しい吐息
男の体から滲む汗
車のシートが少しずつ濡れていく
人生で初めて味わった快感だった…
いつの間にか二人の世界から現実に引き戻され、夜が明けようとしていた。
私は両親が起きる前に自宅に戻った。
鏡を見ると、赤くなっていた首筋
この印を見た時から私の人生が少しずつ狂い出した…
あれからあの男からの連絡はなく
愛されたい、触れたいと思った私は
さらにネットで探し出す。
年齢、顔、体つき
とにかく愛されたくていろいろな人と会った。
『◯日に会えるよ〜』
ある日、ある男の人から連絡がくる。
私は『会いたい!△△で会おう!』と言った。
とても楽しみだった。前の男のような人だといいなぁと◯日までソワソワしていた。
◯日になった。
待ち合わせ場所に向かう。
『着いたよ!どこにいるの?』
私がそう連絡をすると、
『目の前の車の中にいるよ、おいで』と言われた。
そこには男が3人乗った車…私は犯されると…思った。
逃げられない…
『おいで』
その一言がまるで呪文のようで、体が震えた
『あの…今日は帰ったらダメですか…?』
私は少しだけ勇気を出して言った。
『それはないわ〜 笑』
と言われた。
車の中には男3人のクスクスとした笑い声が響く。
ただ、どこに連れて行かされるか不安だった私は黙っているだけだった。
30分ほど移動した先はラブホテル
そのままホテルに入るしかなかった
初めて入るホテルは
とてもイヤらしく、とても薄暗く怖かった。
1人の男が
『ねぇ〜脱いでよ〜』という。
"怖い… 誰か… 助けて… "
またもう1人の男が気を短くしたのか
私をベッドに連れて行き手を縛った。
抵抗することさえも怖くて、ただ黙ったままだった。
『動画撮ろう』
とある男が言った。
3人の男に動画を撮られながら
アレをくわえ
1人ずつ
男が喘ぐ姿をただ呆然と見ていた…
こんなにも、虚しい時間は初めてだった…
今日一日を忘れたい…
消したい…
ただそれだけを思って、男達から目を逸らした